ホームページのドメインとサーバー

ホームページを作ろうと思ったら、『ドメインサーバーを用意してください』って言われたんだけど、それって何?」
ドメインって、なんか難しそう…初心者の私にもわかるように教えてほしい!」
サーバーって、レンタルとか色々あるみたいだけど、どれを選べばいいの?」

もしあなたが今、このようなホームページ作成の初期段階でぶつかる「ドメインサーバー」に関する疑問や不安を抱えているなら、この記事は貴社のビジネスのWebサイトを世に出すための重要な基礎知識を提供できるでしょう。

ホームページは、ビジネスの「顔」として、集客売上アップに欠かせない存在です。しかし、実際にホームページがインターネット上で表示されるまでには、いくつかのステップがあり、その中でも「ドメイン」と「サーバー」は、ホームページの「住所」と「土地」に例えられるほど重要な役割を担っています。これらがなければ、どんなに素晴らしいホームページを作成しても、誰もアクセスすることができません。

この記事では、ホームページ初心者の方にも分かりやすく、ドメインサーバー基礎知識を徹底的に解説します。それぞれの役割から選び方のポイント、そしてホームページを公開するために必要な準備まで、具体的なガイドとしてお伝えします。このガイドを読み終える頃には、貴社も自信を持ってホームページ作成の次のステップに進めるはずです。

という事で、それでは今回はッ、

  • 1. ホームページの「住所」と「土地」?ドメインとサーバーの役割を理解しよう
  • 2. ホームページ初心者のためのドメイン選びのポイント
  • 3. ホームページ初心者のためのサーバー選びのポイント
  • 4. ドメインとサーバー取得からホームページ公開までの流れ(初心者ガイド)

上記について記載していこうと思います…。

1. ホームページの「住所」と「土地」?ドメインとサーバーの役割を理解しよう

ドメインとサーバーの役割

まずは、ホームページをインターネット上で公開するために不可欠な「ドメイン」と「サーバー」が、それぞれどのような役割を果たしているのかを、身近な例えを用いて分かりやすく解説します。

1-1. ホームページの「住所」:ドメインとは?

あなたが誰かの家を訪問するとき、まず何が必要でしょうか?そう、「住所」ですよね。インターネット上にあるホームページにも、この「住所」にあたるものが存在します。それが「ドメイン」です。

  • ・ドメインの具体例:
    • ・mk-design.xyz
    • ・google.com
    • ・yahoo.co.jp
    • ・example.jp

このように、Webサイトのアドレス(URL)の中で「www.〇〇〇.com」や「〇〇〇.jp」といった形で表示される部分がドメインです。

ドメインの主な役割は以下の通りです。

  • ・ホームページの場所を示す:
    インターネット上のどこにホームページが存在するかを識別するための「固有の名称」です。世界に同じドメインは2つと存在しません。
  • ・アクセスしやすくする:
    ホームページは本来、数字の羅列(IPアドレス:例 192.0.2.1)で管理されていますが、それでは人間には覚えにくいですよね。そこで、覚えやすい文字列であるドメインを使うことで、ユーザーは簡単にホームページにアクセスできるようになります。
  • ・ブランド力を高める:
    会社名やサービス名、ブランド名を含んだドメインは、ユーザーに覚えてもらいやすく、信頼性やブランディングに貢献します。

1-2. ホームページの「土地・建物」:サーバーとは?

住所が分かったら、次は実際に家を建てるための「土地」が必要です。そして、その土地の上に家(=ホームページのデータ)を建て、いつでも訪問できるようにする必要があります。この「土地」と「建物」に当たるものが「サーバー」です。

サーバーとは、ホームページの画像、テキスト、プログラムなどのすべてのデータを保管し、インターネットを通じて世界中のユーザーのパソコンやスマートフォンのリクエストに応じて、それらのデータを送り返す役割を持つ高性能なコンピューターのことです。

  • ユーザーがあなたのホームページにアクセスしようとすると、そのリクエストはまずドメイン(住所)を通じてサーバー(土地)に送られます。
  • ・サーバーは、そのリクエストを受けて、保管しているホームページのデータを取り出し、ユーザーのWebブラウザ(ChromeやSafariなど)に送り届けます。
  • ・そのデータを受け取ったWebブラウザが、私たちが普段見ているホームページの形に表示してくれる、という仕組みです。

サーバーの主な役割は以下の通りです。

  • ・ホームページのデータを保管する:
    ホームページを構成する全てのファイル(HTML、CSS、画像、動画など)を格納する場所です。
  • ・アクセス要求に応じてデータを提供する:
    ユーザーからのアクセス要求があった際に、高速かつ安定してデータを提供し、ホームページを表示させます。
  • ・24時間365日稼働:
    いつ誰がアクセスしてもホームページが見られるよう、常に稼働し続ける必要があります。

1-3. ドメインとサーバーの関係性

ドメインサーバーは、どちらか一方だけではホームページを公開できません。例えるなら、ドメインは「電話番号」で、サーバーは「電話機」のようなものです。電話番号を知っていても電話機がなければ通話できず、電話機があっても電話番号がなければ誰とも繋がれません。

この二つが連携することで、初めてあなたのホームページはインターネット上に公開され、世界中の人がアクセスできるようになるのです。

2. ホームページ初心者のためのドメイン選びのポイント

ドメイン選び

それでは、実際にドメインを選ぶ際の具体的なポイントを初心者向けに解説します。良いドメインを選ぶことは、SEOブランディングにも影響します。

ポイント1:分かりやすさと覚えやすさ

これが最も重要です。短く、発音しやすく、入力しやすいドメインを選びましょう。

  • ・シンプルであること:長すぎるドメインや複雑な組み合わせは避けましょう。
  • ・発音しやすいこと:口頭で伝えた時に、誤解なく伝わるかを確認しましょう。
  • ・入力しやすいこと:大文字・小文字、ハイフンなどの記号が混在しすぎると入力ミスを誘発します。

ポイント2:ビジネス名・ブランド名との関連性

貴社の会社名やサービス名、ブランド名を含んだドメインは、ユーザーに覚えてもらいやすく、信頼感を与えます。

  • ・例:MK-Designのドメインmk-design.xyzのように、会社名を含んでいると分かりやすいです。
  • ・もし希望する名前が取得できない場合は、ビジネス内容を表すキーワードを加えるなども検討しましょう。

ポイント3:ドメインの種類(トップレベルドメイン)を選ぶ

ドメインの最後の部分(.com, .jp, .xyzなど)を「トップレベルドメイン」と呼びます。それぞれに特徴があります。

  • ・.com
    世界で最も一般的に使われているトップレベルドメイン。信頼性が高く、国際的なビジネスにも向いています。取得費用は比較的安価です。
  • ・.jp
    日本国内に住所を持つ個人・組織のみが取得できるトップレベルドメイン。日本の企業であること、日本国内でのビジネスであることをアピールでき、信頼性が高いとされています。取得費用はやや高めです。
  • ・.co.jp
    日本国内の法人企業のみが取得できるトップレベルドメイン。1法人につき1つしか取得できないため、非常に高い信頼性があります。
  • ・.net, .org, .info など
    用途に応じて使い分けられますが、一般企業であれば.comや.jpがおすすめです。
  • ・.xyz, .site, .online など(新GTLD)
    比較的安価に取得でき、まだ空いている名前が多いですが、新しいドメインのため、既存のドメインに比べて信頼性が低いと感じるユーザーもいる可能性があります。

中小企業の場合、基本的には.comまたは.jpを選ぶのが無難です。特に日本国内でのビジネスがメインであれば.jpは信頼性をアピールできます。

ポイント4:商標権に注意する

すでに存在する他社の商標登録されている名称をドメインとして取得してしまうと、後々トラブルになる可能性があります。事前に商標登録されていないか確認することをおすすめします。

ポイント5:できるだけ早く取得する

希望するドメインは早い者勝ちです。良いドメインほどすぐに取得されてしまうため、決まったら早めに取得手続きを行いましょう。

3. ホームページ初心者のためのサーバー選びのポイント

次に、ホームページの「土地」となるサーバーの選び方について、初心者の方にも理解しやすいように解説します。

ポイント1:サーバーの種類を知る(レンタルサーバーが初心者向け)

サーバーにはいくつかの種類がありますが、初心者の中小企業には「レンタルサーバー」が最もおすすめです。

  • ・レンタルサーバー
    専門の事業者が提供するサーバーの一部を借りて利用する形式。

    • ・メリット:安価、設定が簡単、保守・管理は事業者が行ってくれるため、専門知識が不要。初心者に最適。
    • ・デメリット:他の利用者と共有のため、アクセス集中時に速度が落ちる可能性、カスタマイズの自由度が低い。
  • ・VPS(仮想専用サーバー)
    一つの物理サーバー上に仮想的な専用サーバーを構築する形式。

    • ・メリット:レンタルサーバーより自由度が高い、安定性が高い。
    • ・デメリット:ある程度の専門知識が必要、レンタルサーバーより高価。
  • ・専用サーバー
    一つの物理サーバーを丸ごと借りる形式。

    • ・メリット:最高のパフォーマンスと自由度。
    • ・デメリット:非常に高価、高度な専門知識が必要。
  • ・クラウドサーバー
    複数のサーバーを連携させて柔軟に利用できる形式。

    • ・メリット:柔軟な拡張性、従量課金制。
    • ・デメリット:複雑な設定、専門知識が必要。

中小企業や初心者であれば、まずは月額数百円〜数千円で利用できるレンタルサーバーから始めるのが一般的です。

ポイント2:表示速度と安定性

ホームページの表示速度は、ユーザー体験(UX)やSEOに大きく影響します。また、サーバーダウンはビジネス機会の損失に直結します。

  • ・表示速度
    訪問者がストレスなくホームページを閲覧できるかに関わります。表示速度が遅いと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。Googleも表示速度をSEO評価の指標の一つとしています。
  • ・稼働率(安定性)
    サーバーがどれくらいの頻度で停止せずに稼働しているかを示す数値です。99.99%以上のサーバーを選ぶようにしましょう。

ポイント3:セキュリティ対策

個人情報や顧客情報を扱う場合、ホームページのセキュリティ対策は非常に重要です。

  • ・SSL証明書
    ホームページとユーザー間の通信を暗号化する技術(URLがhttps://になる)。GoogleもSSL化を推奨しており、SEOにも良い影響を与えます。ほとんどのレンタルサーバーで無料で提供されています。
  • ・WAF(Web Application Firewall)
    Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃を防ぐための機能。
  • ・マルウェア対策、DDos攻撃対策
    不正なプログラムや、大量のアクセスでサーバーをダウンさせる攻撃からの防御。
  • ・自動バックアップ機能
    万が一のデータ損失に備え、自動でバックアップを取ってくれる機能があると安心です。

ポイント4:WordPress(ワードプレス)への対応

現在、世界のホームページの約4割がWordPress作成されています。ブログ機能を追加したい場合や、将来的にWordPressの導入を考えている場合は、WordPressの簡単インストール機能や動作環境が整っているサーバーを選びましょう。

ポイント5:サポート体制

初心者の場合、サーバーの設定やトラブル時に、迅速かつ丁寧なサポートを受けられるかは非常に重要です。

  • ・電話サポート、メールサポート、チャットサポートの有無。
  • ・サポートの営業時間、対応速度。
  • ・初心者向けの分かりやすいマニュアルやQ&Aが充実しているか。

ポイント6:費用対効果

月額費用と、提供される機能、サポート、パフォーマンスのバランスを見極めましょう。安価なサーバーでも、必要な機能が揃っていることもありますし、高額でもその分の価値があるサーバーもあります。

4. ドメインとサーバー取得からホームページ公開までの流れ(初心者ガイド)

それでは最後に、ドメインサーバーを取得してからホームページが公開されるまでの基本的な流れを追ってみましょう。

  • ・ホームページの目的設定・企画
    まずは「なぜホームページを作るのか」「誰に何を伝えたいのか」といった目的を明確にしましょう。これが全ての土台となります。(前回のブログ記事も参考に!)
  • ・ドメインの選定・取得
    貴社の会社名やサービス名に合ったドメイン名を決め、お名前.comやXserverドメインなどのドメイン登録サービスで取得します。
  • ・レンタルサーバーの契約
    貴社のホームページの規模や目的に合ったレンタルサーバーを選び、契約します。
  • ・ドメインとサーバーの紐付け(DNS設定)
    取得したドメインが、契約したサーバーの場所を指し示すように設定します。レンタルサーバーの管理画面から比較的簡単に設定できます。
  • ・ホームページデータのアップロード
    ホームページのHTMLファイル、CSSファイル、画像データなどをサーバーにアップロードします。WordPressを使う場合は、サーバーの簡単インストール機能を使えば、自動で構築してくれます。
  • ・SSL化の設定
    ホームページをより安全にするために、SSL証明書を導入し、URLをhttp://からhttps://に変更します。多くのレンタルサーバーで無料で提供されています。
  • ・公開と確認
    全ての準備が整ったら、ご自身のパソコンやスマートフォンからドメインを入力して、ホームページが正しく表示されるか確認しましょう。

この一連の作業は、初心者の方には少し難しく感じるかもしれません。ご自身でホームページ作成に挑戦される場合は、各レンタルサーバー会社の初心者向けマニュアルやサポートを積極的に活用しましょう。

まとめ:ドメインとサーバーはホームページの土台!理解して一歩を踏み出そう

ホームページ作成において、「ドメイン」と「サーバー」は、まさにホームページがインターネット上で存在し、機能するための「土台」であり「住所」です。これらを正しく理解し、適切に準備することは、貴社のビジネスがWebの世界で成功するための第一歩となります。

初心者の方にとっては、聞き慣れない言葉が多く、複雑に感じるかもしれません。しかし、今回解説した基礎知識ポイントを押さえれば、決して難しいことではありません。

ドメインサーバーの選び方、やっぱり一人でやるのは不安…」
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ご安心ください。私たちMK-Designは、群馬県を中心に、お客様のビジネスの目的に合わせた最適なホームページ制作をサポートしています。ドメインサーバーの選定・設定から、ホームページのデザイン・制作、さらにはSEO対策や公開後の運用まで、初心者の方にも寄り添い、分かりやすい説明と丁寧なサポートを心がけております。

貴社のホームページに関するどんな些細なご相談でも構いません。ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。

とりあえず、今回はここまで…。

お仕事のご依頼は↓コチラより…、それではまた次回…。