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【連載第4話】HTMLをコピペで大興奮!初心者が「簡単にできる」と勘違いし、プロに止められた大きな過ち

「簡単にできる」と勘違い

Sさん!Sさんどうすんの?

前回の続きから...、

前回の打合せでデザイン担当になってしまった私は、不安で不安でSさんに尋ねるしかありません。
「Sさん!Sさんどうすんの?」とお聞きすると、なかばどうしようかといった感じで、いつもご自身が制作のためにおこなっている作業をお教えくださいました。

Sさんは、「大丈夫だよッ、じゃぁ~ねぇ~、とりあえずイイと思うページ探してみて!」
「あと、ホームページビルダーがあれば大丈夫!」
と私に教えてくださいました。

ホームページビルダーは、病院のベットの上で「ホームページでお店やろうよ!大全」を読んだ際に、ホームページを作成するためのソフトだと記載してあったことを覚えておりました。

そこで打ち合わせの翌日、早速、車で15分ほどの家電量販店に向かい、迷わずホームページビルダーを購入です。
※2002年当時は、サブスクやクラウドソフトが主流ではなくパッケージソフトが一般的でした。

ホームページビルダーを購入後、あとは、私がイイと思うページを探せとのことですので、とりあえず名前が思いつく大手メーカーやら、大手通販サイトなどを、おもむろに指名検索していたと記憶しております。

今ではデザインのまとめサイトが沢山ありますが、当時はそのようなサイトは、ほぼ無く、自身の感性にあったサイトを探すのも一苦労な時代でした。おかげで3~4日かけ、思いつくままにひたすら色々なページを拝見し、候補をおおよそ5サイトくらいに絞り込みました...。

そして翌週...、Sさんにヤフーメッセンジャーで、
「Sさんの言われた通り、ソフトを購入してページもリストアップしました。」とご報告!

するとSさんからッ、
「じゃッ明日行くから、そのときにホームページの作成方法など、いろいろ教えます」
と連絡を頂きました。

果たして教えてもらって、私に作成することが出来るのか?
その晩は、不安を抱えたまま夜の料飲店回りを終え、クタクタになり休んだように記憶しております。

デザイン制作のスタート

いよいよホームページデザイン制作のスタートです!

翌日、午前中からSさんがやってきました...。
やってくるなり、「良かったと思うページを見せて!」とSさん...。
20分ほど、選抜したサイトをお見せして、Sさん「OKでしょう!」

そこで私は、制作会社が作成したデザインの配所をベースに、
「少し、ココとココのパーツ(正確にはバナーやボタン)を付け加えたい!」など。

自分なりにカスタマイズしたデザインを説明すると、Sさんは、な・なんとッ、
「じゃぁ~ねぇ~ッ…、ハイ!コピー!!」

「ええええぇぇぇ~~~ッ!」な私...。
あろうことか、そのままSさんは、ぼくがイイと思ったボタンなどをコピーし始めました...。
「コレ!怒られるんじゃないですか?」と疑問を投げかける私を横目にSさんは、
「大丈夫、ちゃんと作るからッ…。」とのことで、ホームページビルダーに付属のウェブアートデザイナーというソフトで、おなじ用に作る方法を教えてくれました。

と、ここまでは良かったのですがッ、矢継ぎ早にSさんに私がッ、
「ページ自体はどうするの?」とお聞きすると...。

「んんん~~~ッ、どうしよっか...。」

「Sさん、どうしよっかってどうなのよッ、」と、言葉には出さないままツッコミを入れたことを今でも忘れません。 私はおそらくこの時、えええぇ~な表情を浮かべていたように思いますがッ、次の瞬間Sさんがッ、
「ぼくはHTMLわかるけど、分からないよね?」との疑問をぶつけてきます。

私はもちろん、「はい、分かりません...。」と素直にお答えいたしましたがッ、内心「分からないから頼んでいるんでしょッ」との思いがこみ上げてきました。次の瞬間Sさんはッ、私が選び出したウェブサイトのページとひとつを
「じゃ~ねぇ~、こんな感じでドラックしてページごとコピー!」
「でッ、ホームページビルダーに貼り付けてみて!」

な・ななんと、WEB上のページが、ぼくのパソコンのッ、ホームページビルダー上に同じようにコピーされるじゃありませんか!!

補足:2002年当時主流だったHTMLのレイアウトをご説明

2002年当時、まだ、ほとんどのウェブ上のページは、テーブルレイアウトでデザインを行っていました。
現在もテーブルレイアウトを使用しているサイトもありますが、HTML構文を考えてみますと、本来はtableはtableの意味合いがちゃんとございますので、2019年現在テーブルレイアウトでもデザイン構成はオススメではありません。

ホームページってこんなに簡単

ホームページってこんなに簡単に複製できるのッ?!

ホームページってこんなに簡単に複製できるのかと感心していると、
「ソースコードのタブを開いて、<table>のココから</tabel>を削除してみて!」という事で、言われたとおりにしてみると、簡単にレイアウトの変更が出来てしまいました。

この時の感覚は今でも忘れません!!
「コレなら、コピーしてから余分な所を削除してッ、色などを変えるだけでも、ぼくでもできる!!」と感じておりましたがッ実はコレ!大きな過ちの始まりにすぎませんでしたが、現時点では全く気が付く余地もなく...。

調子に乗ったぼくは、数日かけて自分で足りないと思っていた2ページくらいを作成しました。
その後です。うすうす感じていた不穏な空気が流れる前兆を、少しだけ感じておりましたが、ページを作成できるようになった嬉しさが勝り、気のせいだという事にしておきました。

2ページが完成した翌日です。
Aちゃんに早速メッセージを入れます。
「Aさん、こんな感じでページ作ってみたんですけど、コレもWEBページに入れてもらえませんか?」と申し出た所。

「はい、大丈夫ですよぉ~!」「では、メールでHTMLファイル送ってください。」
という事で、メールを送信した数分後ッ...。

Aちゃんが、「コレ!作ったんですか?」
ぼく:「はい!Sさんに教えて頂いて!」
Aちゃん:「ウェブ上に上げるのは、少し待って頂いて大丈夫ですか? Sさんと相談します!」
とのことで、すかさず私とのメッセンジャーのチャットは切れ、後からわかったことですが、どうやらSさんと揉めていたようです。

何を揉めているのか、知らないのは当の本人の私だけッ、

今思い返してみると、どちらも悪気があった訳でもなく、二人とも私の事を思い揉めたことも理解できますが、今の私の経験とスキルを考えますと、軍配はAちゃん。

しかしながら当時はどちらが何?何がダメ?よく分からないなぁ~ッ?
というような感覚で、なぜちゃんと出来ているのにダメなのか?と感じておりましたが、これお気を付けてください。初心者がハマりがちな自己満足といった大きな落とし穴です。

当時の私は、この大きな落とし穴にまんまとハマり、抜け出すまでに数年を要しましたという事で、またまた次回、第五話にに続きます。

お仕事のご依頼は下記より...、それではまた次回...。