「ホームページはあるのに、全然問い合わせが増えない…」
「アクセス数はそこそこあるのに、なぜか成果に繋がらない…」
「コンバージョン率(CVR)ってよく聞くけど、具体的に何をすればいいの?」
もしあなたが今、このようなホームページ運用や集客に関する悩みや疑問を抱えているなら、この記事は貴社のホームページをただの「情報発信の場」から、「顧客獲得のエンジン」へと変えるための、具体的な改善方法を提示するでしょう。
多くの中小企業のホームページ担当者様から、「問い合わせが増えない」というご相談をいただきます。実は、この課題はアクセス解析によって「どこに問題があるのか」を特定し、適切なホームページ改善を行うことで、大きく解決できる可能性が高いです。その鍵となるのが、コンバージョン率(CVR)の改善です。
コンバージョン率(CVR:Conversion Rate)とは、ホームページを訪れたユーザーのうち、どのくらいの割合が「お問い合わせ」や「資料請求」といった目標とする行動(コンバージョン)に至ったかを示す重要な指標です。このCVRを理解し、改善することで、貴社のホームページは飛躍的に問い合わせ増加に繋がり、ビジネスの売上アップを後押しするでしょう。
この記事では、問い合わせが増えない原因を特定するための分析方法から、具体的なホームページ改善のポイント、そしてCVRを向上させるための実践的な方法を、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説します。このガイドを読み終える頃には、貴社も自信を持ってホームページ改善に取り組み、貴社のホームページを強力な集客ツールへと育てられるはずです。
という事で、それでは今回はッ、
- 1. 「問い合わせが増えない」はなぜ起こる?コンバージョン率(CVR)の重要性
- 2. 問い合わせが増えない原因を特定する!ホームページ分析の基本
- 3. 今すぐできる!ホームページのコンバージョン率を改善する具体的な方法
- まとめ:ホームページのCVR改善は「ユーザー理解」と「おもてなし」
上記について記載していこうと思います…。
1. 「問い合わせが増えない」はなぜ起こる?コンバージョン率(CVR)の重要性
まず、「問い合わせが増えない」という状況が、なぜ起こるのか、そしてその解決のためにコンバージョン率(CVR)がどれほど重要なのかを理解しましょう。
1-1. コンバージョン率(CVR)とは?
コンバージョン率(CVR:Conversion Rate)とは、ホームページにアクセスしたユーザーの総数に対し、お問い合わせ、資料請求、商品購入といった貴社が設定した「目標達成」に至ったユーザーの割合を示す指標です。
計算式は以下の通りです。
CVR = (コンバージョン数 ÷ アクセス数) × 100
例えば、月間1,000アクセスあるホームページで、お問い合わせが5件だった場合、CVRは(5 ÷ 1,000) × 100% = 0.5%となります。
1-2. アクセス数だけでは不十分!CVRが重要な理由
多くの企業が「ホームページのアクセス数を増やすこと」ばかりに注力しがちです。もちろんアクセス数は重要ですが、それだけでは不十分です。
想像してみてください。貴社の店舗に毎日100人のお客様が来店しても、誰も商品を買わずに帰ってしまっては、売上はゼロです。これはホームページでも同じです。どれだけ多くのユーザーを集客しても、彼らが問い合わせや購入といった行動を起こさなければ、ビジネスの成果には繋がりません。
むしろ、CVRを改善する方が、問い合わせ増加への近道になることが多々あります。
例えば、現在のアクセスが1,000でCVRが0.5%(問い合わせ5件)のホームページがあったとします。
- ・アクセス数を2倍にする:非常に労力とコストがかかります。(例:SEO対策に数ヶ月、広告費も2倍)
アクセス2,000 × CVR0.5% = 問い合わせ10件 - ・CVRを2倍に改善する:ホームページの改善だけで達成できる可能性があります。
アクセス1,000 × CVR1.0% = 問い合わせ10件
このように、CVRを改善することは、少ないアクセスでも成果を最大化できる、費用対効果の高い集客方法なのです。
1-3. 問い合わせが増えない根本的な原因は「機会損失」にある
「問い合わせが増えない」という状況は、多くの場合、ホームページがユーザーの「機会損失」を生んでいることに起因します。せっかく興味を持って訪れたユーザーが、何らかの理由で問い合わせに至らずに離脱してしまっているのです。
その「機会損失」を引き起こす原因は多岐にわたりますが、大きく以下の3つのフェーズで考えることができます。
- ・認知・興味フェーズ: そもそも貴社サービスがユーザーのニーズに合致しない、あるいは価値が伝わらない。
- ・検討フェーズ: 競合他社と比較され、貴社が選ばれない。
- ・行動フェーズ: 問い合わせしたくても、方法が分からない、面倒、不安がある。
これらの原因を特定し、適切な改善策を講じることが、問い合わせ増加への鍵となります。
2. 問い合わせが増えない原因を特定する!ホームページ分析の基本
「問い合わせが増えない」という課題に対し、闇雲にホームページをいじっても効果は期待できません。まずは、GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleといったアクセス解析ツールを使って、どこに問題があるのかを特定しましょう。
2-1. Googleアナリティクス(GA4)で見るべきレポート
GA4でホームページのコンバージョン率低下の原因を探る際に、特に注目すべきレポートは以下の通りです。
- ・集客レポート(トラフィック獲得):
- ・何がわかるか: ユーザーがどこから貴社ホームページに来ているか(検索エンジン、SNS、広告、直接アクセスなど)。
- ・分析の視点: 特定の流入経路からのコンバージョン率が低い場合、その集客方法とホームページの内容がミスマッチしている可能性があります。例えば、広告からの流入は多いがCVRが低い場合、広告のメッセージとランディングページの内容が乖離しているかもしれません。
- ・エンゲージメントレポート(概要 / ページとスクリーン / ランディングページ):
- ・何がわかるか: ユーザーがどのページをよく閲覧しているか、どのページで離脱しているか、どのページがランディング(最初に訪問)されているか。
- ・分析の視点:
- ・問い合わせページや購入ページの手前で多くのユーザーが離脱している場合、そのページに問題がある可能性が高いです。
- ・特定のランディングページで直帰率が高い場合、そのページのコンテンツがユーザーの期待に応えられていない、あるいは情報が不足している可能性があります。
- ・主要な情報ページ(サービス紹介、料金、実績など)の滞在時間が極端に短い場合、内容が分かりにくい、あるいはユーザーが求める情報がないのかもしれません。
- ・ユーザーレポート(テクノロジー – デバイスとブラウザ):
- ・何がわかるか: ユーザーが利用しているデバイス(PC、スマホ、タブレット)やブラウザ別のコンバージョン率や離脱率。
- ・分析の視点: スマートフォンからのCVRがPCより極端に低い場合、スマホでの表示や操作性に問題がある(モバイルフレンドリーでない)可能性が高いです。
- ・コンバージョンレポート(コンバージョン):
- ・何がわかるか: 設定したコンバージョンイベントがどれくらい発生しているか。
- ・分析の視点: 想定よりもコンバージョンが発生していない場合、その設定自体を見直すか、コンバージョンに至るまでの導線に課題があることを示唆します。
2-2. Google Search Consoleで検索からの課題を探る
Google Search Consoleは、Google検索からの流入状況とホームページの技術的な健全性を把握するためのツールです。
- ・検索結果(検索パフォーマンス):
- ・何がわかるか: 貴社ホームページがどのようなキーワードで検索されているか、検索結果での表示回数、クリック数、平均順位。
- ・分析の視点:
- ・クリック率(CTR)が低いキーワードがある場合、そのキーワードでのタイトルやディスクリプションが魅力的でない、あるいは検索意図とずれている可能性があります。
- ・表示回数が多いのにクリック数が少ないキーワードがある場合、競合他社と比較して検索結果での魅力が低い可能性があります。
- ・インデックス(ページ):
- ・何がわかるか: 貴社ホームページのページがGoogleに適切にインデックス(登録)されているか、クロールエラーがないか。
- ・分析の視点: 重要なページがインデックスされていない場合、そもそも検索結果に表示されず、集客の機会損失となっています。
3. 今すぐできる!ホームページのコンバージョン率を改善する具体的な方法
アクセス解析によって原因を特定したら、いよいよ具体的なホームページ改善に着手します。ここでは、CVRを改善するための実践的な方法を5つの視点から解説します。
3-1. ユーザーの「信頼」を高めるコンテンツ改善
ユーザーが問い合わせをする前に最も重視するのは「信頼」です。貴社の専門性や実績、顧客への配慮をコンテンツで伝えることが重要です。
- ・信頼できる情報の発信:
- ・実績・事例の充実: 導入事例、お客様の声、受賞歴などを具体的に掲載し、信頼性や説得力を高めます。可能であれば、お客様の顔写真や企業名を掲載しましょう。
- ・専門性の明確化: 貴社の専門分野における知識やノウハウを、ブログ記事などで惜しみなく発信します。業界のトレンドや専門用語の解説なども有効です。
- ・会社概要・運営者情報の明確化: 会社概要、代表挨拶、スタッフ紹介など、どのような会社が運営しているのかを明確にし、安心感を与えます。
- ・E-A-T(専門性・権威性・信頼性)の向上:
- ・資格や許認可、所属団体などを明記し、専門性と権威性をアピールします。
- ・外部メディアでの紹介や専門家からの推薦があれば、積極的に掲載します。
3-2. ユーザーの「不安」を解消する情報提供
問い合わせをためらうユーザーには、何かしらの「不安」があることが多いです。それらを先回りして解消することで、コンバージョン率が向上します。
- ・よくある質問(FAQ)の設置:
料金体系、サービス内容、契約の流れ、サポート体制など、ユーザーが疑問に思いやすい点をFAQ形式で網羅的に解説します。 - ・メリット・デメリットの提示:
貴社サービスの正直なメリットだけでなく、デメリットや不向きなケースも開示することで、誠実な姿勢を示し、信頼感を高めます。 - ・価格や料金体系の明示:
具体的な価格を明示できない場合でも、「〇〇円~」「月額〇〇円から」といった目安や、料金プランの例を提示することで、ユーザーの不安を軽減します。 - ・お問い合わせフォームの入力項目を削減:
入力項目が多いと、ユーザーは面倒に感じて離脱しやすくなります。必要最低限の項目に絞り、必須項目も極力減らしましょう。 - ・プライバシーポリシーの明示:
個人情報の取り扱いについて、明確なプライバシーポリシーを掲載し、ユーザーが安心して問い合わせできるよう配慮します。
3-3. ユーザーを「行動」へ促す導線とデザイン改善
ユーザーに「問い合わせしたい」と思ってもらえても、そのための導線が分かりにくければ機会損失に繋がります。
- ・CTA(行動喚起)の最適化:
- ・明確なメッセージ: 「無料相談はこちら」「資料ダウンロード」「今すぐ申し込む」など、具体的に何をすれば良いか分かる文言にしましょう。
- ・視認性の高いデザイン: ボタンの色や形、サイズを工夫し、ホームページ全体の中で目立つように配置します。
- ・適切な配置: ページの上部、コンテンツ途中、記事の最後など、ユーザーが行動を起こしやすいタイミングで複数設置します。スクロール追従型(追尾型)のCTAも有効です。
- ・入力フォームの最適化:
- ・入力エラーの分かりやすさ: エラーがあった場合に、どこが間違っているのかを具体的に分かりやすく表示します。
- ・入力補助機能: 自動入力、フリガナ自動入力、進捗バーなどで、入力の手間を軽減します。
- ・サンクスページの設置: フォーム送信後には、完了したことを知らせる「サンクスページ」を表示し、ユーザーを安心させ、次の行動(関連ページ閲覧など)を促します。
- ・モバイル対応(レスポンシブデザイン)の徹底:
スマートフォンからのアクセスが多い現代において、モバイルフレンドリーは必須です。スマホでも見やすく、操作しやすいデザインにすることで、離脱を防ぎます。ボタンのサイズや文字の大きさ、フォームのレイアウトなどもスマホ用に最適化しましょう。 - ・表示速度の高速化:
ページの表示が遅いと、ユーザーはストレスを感じてすぐに離脱してしまいます。画像の圧縮、Webフォントの見直し、不要なJavaScriptの削除などで、表示速度を高速化しましょう。
3-4. ユーザーに「必要」と感じさせるコンテンツの強化
ユーザーのニーズに合致し、「まさにこれが欲しかった!」と感じさせるコンテンツを提供することが、CVR向上には不可欠です。
- ・ターゲットユーザーの再確認:
貴社のサービスは誰のためにあり、どんな悩みを解決するのか、改めて深く掘り下げてみましょう。ターゲットが明確になれば、提供すべきコンテンツも見えてきます。 - ・ベネフィット(得られる利益)の強調:
製品やサービスが「何ができるか」だけでなく、「それによってユーザーにどんな良いことがあるか(時間短縮、コスト削減、売上向上など)」を具体的に伝えます。 - ・競合との差別化:
貴社ならではの強みや独自性、選ばれる理由を明確に打ち出します。他社と比較検討されている中で、貴社が選ばれるための決定打となる情報を提供しましょう。 - ・導入事例やお客様の声の具体化:
「導入後、〇〇%売上がアップした」「〇〇の課題が解決された」など、具体的な数字やお客様の生の声を掲載することで、説得力が増します。
3-5. 継続的なABテストと分析・改善
コンバージョン率の改善は、一度やったら終わりではありません。データに基づいた仮説検証と改善を繰り返すことで、CVRは着実に向上していきます。
- ・ABテストの実施:
ページのタイトル、CTAの文言、ボタンの色、見出しの表現など、一部を変更した2パターンを用意し、どちらがより高いコンバージョン率を得られるかテストします。 - ・ヒートマップツールの活用:
ユーザーがページのどこをクリックしているか、どこまでスクロールしているか、どこで離脱しているかなどを視覚的に分析できるヒートマップツール(例: Microsoft Clarity, User Heat)も有効です。 - ・定期的な効果測定と改善サイクル:
Googleアナリティクスなどのツールで定期的にデータをチェックし、新たな課題を発見し、改善策を立案、実行、測定するというサイクルを回し続けることが重要です。
まとめ:ホームページのCVR改善は「ユーザー理解」と「おもてなし」
「問い合わせが増えない」という課題は、決して珍しいことではありません。重要なのは、その原因を感覚ではなくデータで特定し、ユーザーの視点に立ってホームページを改善していくことです。
ホームページのコンバージョン率を改善するということは、訪れたユーザーを「お客様」として丁寧におもてなしし、「ここまで来たらもう一歩踏み出してみようかな」と思ってもらえるような環境を整えることに他なりません。
- ・ユーザーの知りたい情報がきちんとあるか?
- ・不安なく問い合わせできるか?
- ・迷うことなく行動できる導線があるか?
これらの問いに真摯に向き合い、貴社のホームページを育てていくことが、結果として問い合わせ増加と売上アップに繋がります。
「ホームページの改善、どこから手をつければいいか分からない…」
「コンバージョン率の分析や改善は専門的で難しそう…」
「問い合わせ増加に繋がるホームページにしたいけど、リソースが足りない…」
ご安心ください。私たちMK-Designは、群馬県伊勢崎市を拠点に、中小企業の皆様のホームページ改善とコンバージョン率向上を強力にサポートするWeb制作会社です。アクセス解析に基づいた現状把握から、具体的な改善策のご提案、ホームページ制作・リニューアルまで、貴社のホームページが「成果の出る」サイトになるよう、伴走いたします。
どんな些細なご相談でも構いません。貴社からのご連絡を心よりお待ちしております。一緒に、貴社のホームページを「問い合わせが増える」強力な集客ツールへと育てていきましょう!
とりあえず、今回はここまで…。
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