「いつか自分のホームページを持ちたい」「ビジネスのためにWebサイトが必要だけど、何から始めたらいいか分からない」
そうお考えのあなたへ。ホームページ作成は、一見難しそうに見えますが、正しいステップを踏めば初心者でも必ず作れます。
この記事では、あなたが迷うことなくホームページを作り始められるよう、企画から公開、そして運用までの基本ステップを分かりやすく解説します。専門知識は一切不要!安心して読み進めてください。
という事で、それでは今回はッ、
- ステップ1:ホームページ作成の目的と目標を明確にする
- ステップ2:ホームページの全体像を設計する(企画・構成)
- ステップ3:ホームページ作成方法を選ぶ
- ステップ4:サーバーとドメインを用意する(WordPressの場合)
- ステップ5:ホームページのデザインとコンテンツ作成
- ステップ6:公開前の最終確認
- ステップ7:ホームページの公開
- ステップ8:公開後の運用と改善
上記について記載していこうと思います…。
ステップ1:ホームページ作成の目的と目標を明確にする
ホームページ作成を始める前に、まず一番大切なことがあります。それは、「なぜホームページを作るのか?」「何を実現したいのか?」という目的と目標を明確にすることです。
ここが曖昧だと、途中で方向性を見失ったり、作ったはいいものの「なんだか思ったのと違う…」となってしまったりする原因になります。
目的を具体的に設定する
あなたのホームページは、誰に、何を伝えたいですか?そして、それを見た人にどうなってほしいですか?
いくつか例を挙げてみましょう。
- ・個人の趣味ブログ: 自分の経験や知識を発信し、同じ趣味を持つ人と交流したい。
- ・店舗の紹介サイト: 新規顧客に来店してもらい、商品やサービスを知ってもらいたい。
- ・企業の採用サイト: 会社の魅力を伝え、優秀な人材からの応募を増やしたい。
- ・ECサイト(ネットショップ): 商品を販売し、売上を上げたい。
このように、「誰に(ターゲット)」「何を伝え(コンテンツ)」「どうなってほしいか(行動喚起)」を具体的に想像してみてください。
目標を数値化する(SMARTの法則)
目的が決まったら、次に目標を設定します。目標は、達成度を測れるように数値で具体的に設定するのがおすすめです。
目標設定には、「SMARTの法則」という考え方が役立ちます。
- ・S (Specific): 具体的に(例:新規顧客を増やす)
- ・M (Measurable): 測定可能に(例:月に10件の問い合わせを獲得する)
- ・A (Achievable): 達成可能に(例:Webサイトからの売上を半年で10%アップする)
- ・R (Relevant): 関連性があるか(例:ビジネス目標に貢献するか)
- ・T (Time-bound): 期限があるか(例:3ヶ月以内に、Webサイト経由の問い合わせを5件に増やす)
例えば、「アクセス数を増やしたい」だけだと漠然としていますが、「3ヶ月以内に月間1,000PV(ページビュー)を達成する」とすれば、具体的に何を目指すべきかが見えてきますよね。
ステップ2:ホームページの全体像を設計する(企画・構成)
目的と目標が明確になったら、いよいよホームページの具体的な内容を考えるステップです。ここでは、サイト全体の構造や、各ページに何を掲載するかを決めていきます。
ターゲットユーザーの理解
あなたのホームページを見てほしい人はどんな人ですか?年齢、性別、職業、悩み、興味関心などを具体的にイメージしてみましょう。この「ターゲットユーザー」が何を求めているかを理解することで、響くコンテンツを作成できます。
例えば、
- ・20代女性向けのファッションサイトであれば、流行に敏感な層が求める情報やデザインが必要です。
- ・50代男性向けの健康食品サイトであれば、健康への不安を解消するような信頼性の高い情報が求められるでしょう。
必要なページを洗い出す
目的に合わせて、どのようなページが必要かをリストアップします。一般的なホームページでよくあるページは以下の通りです。
- ・トップページ: サイトの顔となるページ。訪問者にサイト全体の概要や魅力を伝える。
- ・会社概要/プロフィール: 運営者の情報や信頼性を伝える。
- ・サービス/商品紹介: 提供しているサービスや商品の詳細を説明する。
- ・実績/事例紹介: これまでの成果やお客様の声を紹介し、信頼性を高める。
- ・お問い合わせ: 問い合わせや資料請求など、ユーザーのアクションを促す。
- ・ブログ/お知らせ: 定期的に情報発信する場。SEO対策にも有効。
- ・プライバシーポリシー/特定商取引法に基づく表記: 法的に必要な情報。
これらの他に、あなたのホームページに特化したページが必要かもしれません。例えば、カフェなら「メニュー」、美容室なら「施術ギャラリー」などです。
サイトマップの作成
洗い出したページをどのように配置するか、サイト全体の「地図」を作るイメージです。これをサイトマップと呼びます。
サイトマップを作ることで、ユーザーが迷わずに目的の情報にたどり着けるか、使いやすい(ユーザビリティの高い)サイト構造になっているかを確認できます。手書きでも、ExcelやGoogleスプレッドシートでも構いません。
例:
- ・トップページ
- ・サービス
- ・サービスA
- ・サービスB
- ・実績
- ・会社概要
- ・ブログ
- ・お問い合わせ
- ・サービス
各ページのコンテンツ設計
各ページにどんな情報(テキスト、画像、動画など)を掲載するかを具体的に考えます。
- ・テキスト: どんな言葉で、どんな情報を伝えるか。
- ・画像・動画: 視覚的に魅力を伝えるためにどんな素材が必要か。
- ・Call To Action (CTA): 問い合わせボタン、購入ボタンなど、ユーザーに取ってほしい行動を促す要素。
この段階で、大まかで良いので「このページには何を書くか」を決めておくと、後の作業がスムーズに進みます。
ステップ3:ホームページ作成方法を選ぶ
ホームページを作る方法はいくつかあります。初心者の方には、専門知識が少なくても始められる方法がおすすめです。
1. ホームページ作成サービス(ノーコードツール)を利用する
最近最も人気があり、初心者の方に最もおすすめなのが、Wix(ウィックス)やSTUDIO(スタジオ)、Jimdo(ジンドゥー)などのホームページ作成サービスです。
メリット:
- ・プログラミング知識が不要: 直感的な操作で、ドラッグ&ドロップでデザインできるものが多い。
- ・手軽に始められる: テンプレートが豊富で、デザインに自信がなくてもプロ並みのサイトが作れる。
- ・管理が楽: サーバーやドメインの設定、セキュリティ対策などがサービス側で提供される。
- ・費用が抑えられる: 無料プランから始められるものや、月額数千円程度で利用できるものが多い。
デメリット:
- ・デザインの自由度に限界: テンプレートに依存するため、独自の凝ったデザインは難しい場合がある。
- ・機能の拡張性に限り: サービスが提供している範囲内での機能しか利用できない。
- ・サービスの乗り換えが難しい: 別のサービスに移る際に、サイトを再構築する必要がある。
まずは無料で試してみて、使い勝手や機能を確認してみるのが良いでしょう。
2. CMS(コンテンツ管理システム)を利用する
WordPress(ワードプレス)が代表的です。世界中のWebサイトの40%以上がWordPressで作られていると言われています。
メリット:
- ・高い自由度と拡張性: デザインテンプレート(テーマ)が豊富で、機能を追加する「プラグイン」も多数。
- ・SEOに強い: SEO対策に有効な機能やプラグインが多い。
- ・多くの情報源: 利用者が多いため、困ったときに解決策を見つけやすい。
- ・ブログ機能が充実: 記事を更新していくことで、情報発信力を高められる。
デメリット:
- ・サーバーやドメインの契約が必要: 自分で手配し、設定する必要がある(多少の専門知識が必要)。
- ・セキュリティ対策も自己責任: 定期的なアップデートやバックアップが必要になる。
- ・習得に時間がかかる場合も: 初心者にとっては、学習コストがかかることがある。
「じっくり腰を据えて作り込みたい」「将来的にサイトを大きくしていきたい」と考えているなら、WordPressも有力な選択肢です。
3. 制作会社に依頼する
「時間がない」「自分で作る自信がない」「プロフェッショナルなサイトが欲しい」という場合は、ホームページ制作会社に依頼するのが一番確実です。
メリット:
- ・高品質なサイト: プロがデザインから構築まで全て行ってくれるため、クオリティが高い。
- ・手間がかからない: 企画から運用まで任せられる場合が多い。
- ・SEO対策も安心: 専門的な知識と経験に基づいて、上位表示されやすいサイトを作ってくれる。
デメリット:
- ・費用が高額: 数十万円から数百万円と、最も費用がかかる。
- ・コミュニケーション: 要望を正確に伝えるための打ち合わせが重要。
予算と目的、そしてあなたのITスキルレベルに合わせて、最適な方法を選びましょう。
ステップ4:サーバーとドメインを用意する(WordPressの場合)
ホームページ作成サービス(Wixなど)を使う場合は、サービス内に含まれていることが多いので、このステップは不要です。
しかし、WordPressなどで独自にサイトを作る場合は、「サーバー」と「ドメイン」が必須です。
サーバーとは?
ホームページのデータ(画像、テキスト、プログラムなど)を保管しておく「土地」のようなものです。インターネット上に24時間365日公開され、ユーザーがいつでもアクセスできるようにします。
代表的なレンタルサーバーには、エックスサーバー、ConoHa WING、ロリポップ!などがあります。月額数百円から数千円で利用できます。
ドメインとは?
ホームページの「住所」にあたるものです。「mk-design.xyz」や「google.com」のように、インターネット上の場所を特定する文字列です。
独自のドメインを取得することで、信頼性が向上し、SEOにも良い影響を与えます。また、メールアドレスも独自ドメインで作成できるようになります(例:info@mk-design.xyz)。
ドメイン取得サービスは、お名前.comやムームドメインなどが有名です。年間数百円から数千円で取得できます。
サーバーとドメインの選び方のポイント:
- ・表示速度: サイトの表示速度はユーザー体験とSEOに直結します。高速なサーバーを選びましょう。
- ・安定性: サーバーダウンが少ない、安定して稼働しているか。
- ・サポート体制: 初心者にとっては、困ったときに相談できるサポートがあると安心です。
- ・価格: 予算に合うか。長期的なコストも考慮しましょう。
- ・WordPress簡単インストール機能: WordPressを使う場合、サーバー側で簡単にインストールできる機能があると便利です。
最近では、サーバーとドメインをセットで提供しているサービスも多く、初心者の方でもスムーズに設定できるようになっています。
ステップ5:ホームページのデザインとコンテンツ作成
いよいよ、ホームページの「見た目」と「中身」を作っていく作業です。
デザインの方向性を決める
ターゲットユーザーの心に響くデザインを考えましょう。
- ・色使い: 企業の信頼感を出すなら青系、親しみやすさを出すなら暖色系など、色には心理効果があります。
- ・フォント: 可読性が高く、サイトの雰囲気に合ったフォントを選びましょう。
- ・画像・動画: プロのカメラマンに依頼するか、無料・有料のストックフォトサイトを活用します。視覚的に魅力的で、ページのテーマに合ったものを選んでください。
ホームページ作成サービスやWordPressのテーマ(テンプレート)を使えば、プロが作ったようなデザインを簡単に適用できます。複数のテンプレートを試してみて、あなたのイメージに合うものを見つけましょう。
ユーザー目線でコンテンツを作成する
作成したサイトマップと各ページのコンテンツ設計に基づいて、テキストや画像、動画などの具体的なコンテンツを用意します。
【SEOも意識したコンテンツ作成のポイント】
- ・キーワードを意識したタイトルと見出し: ステップ1で考えた目的や目標から、ユーザーが検索しそうなキーワードを盛り込みましょう。例えば「ホームページ作成 初心者」「Webサイト作り方」などです。
- ・分かりやすい言葉遣い: 専門用語を避け、誰が読んでも理解できる平易な言葉で書きましょう。
- ・読ませる構成: 結論から書き、次に根拠や具体例を述べる「PREP法」などを意識すると、論理的で分かりやすい文章になります。
- ・画像を効果的に使う: テキストばかりだと読みにくいので、適切な位置に画像を挿入し、視覚的な情報も加えます。
- ・網羅性と深さ: ユーザーの疑問を完全に解消できるような、網羅的で深堀りした情報を提供しましょう。
- ・オリジナリティ: あなたならではの経験や視点を加えることで、他のサイトとの差別化を図れます。
- ・E-E-A-Tを意識: Googleが重視する「経験 (Experience)」「専門性 (Expertise)」「権威性 (Authoritativeness)」「信頼性 (Trustworthiness)」を満たすコンテンツを目指しましょう。筆者の経験や実績、専門性を明記することが重要です。
ホームページ作成サービスやWordPressの編集画面で、これらのコンテンツを配置していきます。
ステップ6:公開前の最終確認
いよいよホームページが完成に近づいてきました。公開する前に、いくつかの重要なチェックを行いましょう。
誤字脱字・表現の確認
どんなに素晴らしい内容でも、誤字脱字が多いと信頼性が損なわれてしまいます。公開前に、声に出して読んでみるなどして、念入りにチェックしましょう。可能であれば、他の人にも読んでもらい、客観的な視点から誤りや分かりにくい点がないかを確認してもらうのがベストです。
動作確認
- ・リンクの確認: サイト内のすべてのリンク(ページ間の移動、外部サイトへのリンクなど)が正しく機能するか確認します。リンク切れはユーザー体験を大きく損ねます。
- ・フォームの確認: お問い合わせフォームなど、入力が必要なフォームが正しく動作し、送信された内容が届くか確認します。
- ・画像・動画の表示: すべての画像や動画が正しく表示されているか確認します。
- ・表示崩れがないか: 各ブラウザ(Google Chrome, Safari, Firefoxなど)や、PC、スマートフォン、タブレットなど様々なデバイスで表示を確認し、デザインが崩れていないかチェックします。
SEOの基本的な設定
公開前に、検索エンジンに正しく認識してもらうための基本的な設定をしておきましょう。
- ・タイトルタグ(
<title>
): 各ページのタイトルは、検索結果に表示される重要な要素です。キーワードを含み、クリックしたくなるような魅力的なタイトルにしましょう。 - ・メタディスクリプション(
<meta name="description">
): 検索結果のタイトル下に表示される説明文です。ページの内容を簡潔にまとめ、ユーザーがクリックしたくなるような記述を心がけましょう。ここにもキーワードを含めると良いです。 - ・パンくずリスト: ユーザーがサイト内のどこにいるかを分かりやすく示すナビゲーションです。SEOにも有効です。
- ・altテキスト(代替テキスト): 画像に説明文を設定することで、画像が表示されない環境でも内容が伝わるようにします。また、検索エンジンが画像を認識する助けにもなります。
ステップ7:ホームページの公開
最終確認が完了したら、いよいよあなたのホームページをインターネット上に公開します。
ホームページ作成サービスの場合、「公開」ボタンをクリックするだけで完了することがほとんどです。WordPressの場合は、設定が完了していれば自動的に公開されています。
公開後も、アクセス解析ツールを設定して、サイトの状況を把握できるようにしておきましょう。
- ・Google Analytics (GA4): サイトへのアクセス数、ユーザーの行動、滞在時間などを詳細に分析できます。
- ・Google Search Console: Google検索でのサイトのパフォーマンスを監視し、検索からの流入キーワードや、検索エンジンからのクロール状況を確認できます。SEO対策には必須のツールです。
これらのツールを設定し、定期的にデータをチェックすることで、サイトの改善点を見つけ出すことができます。
ステップ8:公開後の運用と改善
ホームページは作って終わりではありません。公開後も継続的に運用し、改善していくことで、目標達成に近づきます。
定期的なコンテンツ更新
ブログ記事の追加、サービスの最新情報、実績の更新など、定期的に新しい情報を発信しましょう。新鮮な情報は検索エンジンからの評価も高く、SEO効果が期待できます。
特にブログ記事は、あなたの専門知識やビジネスに関する役立つ情報を提供することで、新規ユーザーの獲得につながります。キーワードを意識した質の高い記事を増やしていきましょう。
アクセス解析に基づいた改善
Google AnalyticsやGoogle Search Consoleのデータを確認し、以下の点に注目して改善策を検討しましょう。
- ・どのページがよく見られているか?
- ・どのキーワードで検索されてアクセスされているか?
- ・どのページでユーザーが離脱しているか?
- ・目標とする行動(問い合わせ、購入など)につながっているか?
これらのデータをもとに、読みにくい箇所の修正、情報の追加、CTA(行動喚起)ボタンの配置変更など、ユーザー体験を向上させるための改善を繰り返します。
SNSとの連携
Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSでホームページの更新情報を発信したり、ホームページからSNSへのリンクを設置したりすることで、相互に集客効果を高めることができます。
まとめ:初心者でも諦めない!ホームページ作成は「育てる」もの
ホームページ作成は、たくさんのステップがあり、最初は戸惑うかもしれません。しかし、一つ一つのステップを丁寧にこなしていけば、必ずあなた自身のWebサイトを立ち上げることができます。
そして、ホームページは一度作ったら終わりではありません。情報を更新し、ユーザーの反応を見て改善を続けることで、あなたのビジネスや活動を支える強力なツールへと成長していきます。
この記事でご紹介した基本ステップを参考に、ぜひあなたの理想のホームページ作成にチャレンジしてみてください。もし途中で困ったことがあれば、いつでもご相談ください。私たちMK-Designは、あなたのWebサイト作りを全力でサポートいたします。
【今回の記事のポイント】
- ・目的・目標の明確化: なぜ作るのか、何を達成したいのかを最初に決める。
- ・企画・構成: ターゲット、必要なページ、サイトマップを設計する。
- ・作成方法の選択: ホームページ作成サービス、CMS、制作会社依頼から最適な方法を選ぶ。
- ・サーバー・ドメイン: 独自サイトには必須(サービス利用時は不要な場合も)。
- ・デザイン・コンテンツ: ターゲットに響く見た目と、SEOを意識した内容を作成。
- ・公開前確認: 誤字脱字、動作、SEO設定を徹底チェック。
- ・公開後の運用・改善: 定期更新とアクセス解析でサイトを「育てる」。
とりあえず、今回はここまで…。
お仕事のご依頼は↓コチラより…、それではまた次回…。
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