フォント

CSS実践編:CSSの基本step.7

前回は、CSS適用で使用する色につきまして、
参考になるサイトを含めご説明いたしました。

サイト作成時には、配色について色々と悩むことがあるかともいますが、
私としては、キーカラーは極力少なく、
そのキーカラーより、変化を加えていく色使いが、統一感が生まれ良いように思います…。

それでは今回はッ、

・文字装飾に関するCSSまとめ
・フォントの種類
・フォントのサイズ
・フォントの太さ
・フォントのスタイル
・フォントの行高
・行頭の文字下げ
・文字の装飾
・文字の行揃え
・文字(画像)の縦方向の揃え
・文字間隔

上記について、記載していきます…。

文字装飾に関するCSSまとめ

ホームページ上に記載するテキスト文字。
見て頂く人に、内容をしっかり理解して頂くには、
読みやすく、また、分かり易い内容が問われます…。

記載方法のポイントとしてはbody要素に、基準となるfont-familyやfont-size、font-colorなどを
記載しておき、コンテンツ内でスタイルを変える場合は変更スタイルのみ、
記載する方法が、記載内容が少なくて済むので、シンプルに記載できます。

また、クローラーなどが情報を収集する場合にも、
大変重要な位置を占めるテキスト文章。

SEOにも重要な割合を含む要素になってくると思います。

そこで、CSSで色々な要素の変化を加えることが可能ですので、
しっかりと身につけたい技術になります。

クローラー(Crawler)とは、Googleなどのロボット型検索エンジンがWEB上のファイル(HTML文書だけでなく、画像・PDFまで含む全般)を収集するためのプログラムのことです。 クローラーによって収集されたデータがインデックス化され、巨大な検索データベースが作成されます。

フォントの種類

font-familyで、フォントの種類を指定するためのプロパティになります。

通常body要素などに(,)半角カンマで区切る事で、複数のフォントを指定します。
それでは、私が実際に記載するfont-familyを記載してみたいと思います。

<!--ゴシック体 -->
<style>
body {
	font-family: "Hiragino Sans W3", "Hiragino Kaku Gothic ProN", "ヒラギノ角ゴ ProN W3", "メイリオ", Meiryo, "MS Pゴシック", "MS PGothic", sans-serif;
}
</style>

<!-- 明朝体 -->
<style>
body {
	font-family: "游明朝", YuMincho, "Hiragino Mincho ProN W3", "ヒラギノ明朝 ProN W3", "Hiragino Mincho ProN", "HG明朝E", "MS P明朝", "MS 明朝", serif;
}
</style>

ゴシック体と明朝体であれば、IEおよびWindowsの事を考慮いたしますと、
ゴシック体を使用することが多く、これはWindows7などのユーザーが、まだ多く存在する為、
上記、ゴシック体のfont-familyをメインで使用する機会が多くなります。

理由といたしましては、どのデバイス機種およびブラウザでも
比較的読みやすく表現できることが、最大の要因になります。

また、読みやすさよりも、デザイン重視でフォントを指定する場合は、
通常のfont-familyを使用せず、ウェブフォントを使用することも検討します。

font-familyにつきましては、考えさせられることも、
多々ございますので、詳しく別記事にまとめたいと思います。

取りあうえず、現段階では上記2種類(ゴシック体・明朝体)を
メインで使用しており、CSSの記載方法の説明では、ここまでにいたします。

フォントのサイズ

文字のサイズは、font-sizeプロパティで指定します。
フォントサイズについては、読みやすい大きさを心がけるように
body要素を基準値と考え、px(ピクセル)で指定を行い、
場合によっては、基準値のサイズをパソコンとスマートフォンで変更する場合もございます。

また、body以下コンテンツ内でfont-sizeの指定を行う場合は、
em(エム)で、サイズの変更をおこないます。

フォントサイズの変更例

See the Pen
PowVOrN
by masakado (@kadokado354)
on CodePen.

実際のサイト制作の現場では、上記で指定することが多くなります。

フォントの太さ

太字にするときにはfont-weightプロパティで指定します。
初期値はfont-weight:noralになっています。

仕様上は9段階指定することが出来ますが、実際には、
9段階の太さをもっているフォントは少ない為、
太字にする際は「font-weight:bold」のみの指定が多くなります。

フォントのスタイル

フォントのスタイルを指定するためのプロパティ。
「font-style:italic」と指定します。

初期値は「normal」で、値の種類は

・nomal「標準フォントで表示」
・italic「イタリック体フォントで表示」
・oblique「斜体フォントで表示」

italic、obliqueは、共に斜体で表示を行うスタイルですが、
日本語フォントの場合、イタリック体や斜体フォントが用意されていない場合が多い為、
ブラウザが表示処理をおこなう際、斜めに傾けて表示することが多い。

フォントの行高

テキストの行高を指定するためのプロパティ。
「line-height:1.5」のように指定をおこないます。

これもbody要素などに、基準値をあらかじめ記載しておきたいスタイルになります。

line-height:値

normal ブラウザの持つ初期値
数値に単位付き指定 pxやemなど、単位を付けて指定
数値のみ指定 単位を付けづにフォントサイズの倍数で指定(1.5や1など)
%で指定 %値で指定します。

読みやすい行間は1.5~2くらいを目安に好みに合わせて指定するのが良いでしょう。

行頭の文字下げ

行頭の文字下げをおこなうプロパティになります。
「text-indent: 1em;」のように指定をおこないます。

段落の先頭行で、1文字分最初の文字に空白をあける際に使用。
HTMLにスペースを入力するのでなく、上記のようCSSで指定します。

px、emの単位で指定するほか%でも指定可能です。

1emもしくは、pxで使用しているサイズ(16pxであれば)の半分8pxと
記載することが多くなります。

文字の装飾

テキスト文字の装飾を指定するプロパティ。
「text-decoration: underline;」のように指定をおこないます。

text-decoration:値

none 装飾をおこなわない
underline 下線を引く
overline 上線を引く
line-through 打ち消し線を引く
blink 点滅させる

blinkについては、サポートしていないブラウザが多い為、
使用機会もほとんどありません。

文字の行揃え

テキストの行揃えをするためのプロパティ。
ブロックレベル要素などに「text-align: left;」のように指定をおこないます。

text-align:値

left 左寄せにする
right 右寄せにする
center 中央寄せにする
justify 均等割り付けにする
文字(画像)の縦方向の揃え

テキストや画像の、縦方向の揃え位置を指定するプロパティ。
「vertical-align: top;」のように指定をおこないます。
なお、指定をおこなわない初期値は「baseline」になっています。

vertical-align:値

baseline ベースラインを親要素のベースラインに
top 上端揃え
middle 中央揃え
bottom 下端揃え
% line-heghtに対するワイヤ位による位置
数値+単位 ベースラインを0とし、正の値なら上、負の値なら下
以下、インライン要素のみ設定可能
text-top テキストの上端揃え
text-bottom テキストの下端揃え
super 上付き文字
sub 下付き文字
文字間隔

テキストの文字間隔を指定するプロパティ。
「letter-spacing: 5px;」のように指定をおこないます。
初期値は「normal」。

pxやemで指定をすることが出来ます。
実際の指定では、0.2emなど少数を使用することが多くなります。

See the Pen
QWwYQdo
by masakado (@kadokado354)
on CodePen.

今回は、メチャクチャボリューミーになりましたがッ、
文字装飾に関するCSSまとめてみました。

ユーザーにしっかりと記事を読んでもらうには、どれも外せないスキルかと思います。
また、どのCSSも難しいことはありませんが、覚えるとなると大変だと思います。

しっかりと理解し、コーディングの際は実際にテキストを読んでみて、
見にくいところがあれば、こまめにCSSでスタイルの訂正を行うと、
グッと読みやすいテキストが記載できるようになると思います。

とりあえず、今回はここまで…。

お仕事のご依頼は↓コチラより…、それではまた次回…。