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【連載第1話】ホームページ制作で失敗しないための心得!~知識ゼロで見積価格1000万円?!~

初心者さんの不安を解消

1. はじめに:何をどうすればいい?初心者さんの不安を解消します

「ホームページを作りたいけど、何から始めればいいの?」
「勉強すべきことや、必要なソフト、スキルって何だろう?」

もしあなたが今、このように感じているなら、安心してください。それはWeb制作を始める誰もが通る道です。

こんにちは、MK-Designでキャリア16年(2019年当時)のWeb制作をしている石原です。この連載では、知識ゼロからホームページを作りたい初心者の方に向けて、遠回りせずに最短で成功するための「心得」を、できるだけ分かりやすく、そして親しみやすい内容でお伝えします。

今回はあえて、小手先のテクニックではなく、「基礎からじっくり」を記載してみようと思います...。なぜなら、早くスキルを身につけたい、早くビジネスを成功させたいと願う人ほど、その基礎こそが最重要になるからです。

2. なぜホームページを作る?大切な「目的」から考察してみます。

あなたがホームページやブログを作りたい目的は何でしょうか?

  • ・ホームページやブログを作って、収益(お金)を上げたい!
  • ・お店や会社の紹介、最新のSALE告知を多くの人に伝えたい!
  • ・趣味のページをウェブ上に作品として残したい。
  • ・新しいお客様を沢山見つけて、ビジネスを成長させたい!

これらの目的のうち、最後の「新しいお客様を見つける」「ビジネスを成長させる」を除いて、実はほとんどの項目に共通する、たった一つの目的があります。

ズバリ!沢山のユーザーにアクセスしてもらい、興味を持ってもらうこと!

この目的を実現させるためには、「SEO(検索エンジン最適化)」という技術が必要不可欠になります。しかし、このSEOや、皆さんがよく聞く「ワードプレス」といったツールを使う上で、最も土台になる超重要事項があります。

※SEOとは:「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略で、Googleなどの検索エンジンの検索結果で、自社ウェブサイトをより上位に表示させるための戦略的な取り組みです。これにより、ウェブサイトへの流入数を増やし、商品やサービスの販売・契約につなげることが目的です。?

それが、HTMLの基礎です。

回り道のように感じるかもしれませんが、HTMLの構造をしっかり理解していることが、SEO対策を正しく施し、ワードプレスを自由にカスタマイズする最短ルートになります。

3. 【公開】キャリア16年の私が最初に経験した「痛すぎる失敗」

痛すぎる失敗

さて、早速HTMLの話...、と行きたいところですが、今回はあえて、私自身の「失敗経験」からお話させて頂きます。なぜなら、この失敗こそが、皆さんに「どこに注意して制作を進めるべきか」を伝える最大のヒントになると思うからです。

あれは2002年、雪が降る寒い日でした...。

2002年当時、2003年から2006年かけて酒類の自由化、免許制による距離規制や人口規制が撤廃されることを、お酒の販売グループによる勉強会で色々と講義があり、「酒販店は今後どうするのか?」といった問題を突きつけられておりました。

当時から酒販店を行っていた私は、本来であれば夕方は飲食店への配達、また、仕事帰りに立ち寄るお客様で忙しい時間帯のはずが、雪でお客様は来店することなく、たまたま、飲食店への配達もお休みの日でした。

しんしんと雪が降る中、暖房の利いた事務所にある主に発注を行うためのパソコンに向かい、ネットサーフィンで今後のことの参考になる情報はないかなど、色々なサイトを閲覧しておりました。

そこで「これだ!」と、ある酒屋さんのECサイトを見つけ直感いたしました。

「これからは、インターネットで商品を販売しないと、時代に取り残されてしまう!」

その衝動で、これはすぐに取り掛からないとダメだとの思いから、翌日本屋に駆け込み、ホームページ作成の本を読み漁りました。そして出た結論は、「仕事の片手間での独学では、どんなに頑張っても半年くらい、いやそれ以上スタートまでに時間がかかってしまう!」という感覚でした。

しかし、一刻も早く運用を始めたい私は、「半年後のスタート」を目標に設定しました。

1000万円が500万円に?それでも高い制作費用

半年後のスタートに向けて考えた結果、「スピード重視で外注する」という結論に至りました。

しかしながら2002年当時、ホームページ制作を請け負ってくれる制作会社が、ほとんど無いといった現実が待ち受けておりました。

※2002年、時はまだISDN回線からADSL回線へと切り替わるさなかで、制作会社もごくわずかな時代でした。

考え抜いた末、新聞の折り込み広告制作を依頼していた広告代理店や、他の知り合いなどに話しをお聞きしました。すると、大手業者にECサイトの制作を依頼すると「1,000万円から」と言われ、安い制作会社でも「500万円は必要」と言われる時代でした。

予算が厳しかった私は、なんとか100万円くらいで安く、しかもカッコイイページを作ってくれる業者を探した結果、地元の新聞社に依頼することにしました。 この時、地元新聞社にお願いしたのだから、私の会社と比べれば大きな会社、しかも信頼のおける地元新聞社だから、すべて上手くいくだろうと考えていました。

しかし、この依頼が、後々「大変な結果」を招くことになります...。

半年後、予定ではスタートしているはずがッ...、

ページのデザインは完璧に完成しているのですが、当時のECサイトに必要不可欠だった「お買い物カート」などのCGIと呼ばれるプログラムが全くできていませんでした。当時は今のように無料のカートシステムなどが少なく、ウェブデザイナーが一からプログラミングすることも多かったのです。

また、この頃プログラマーと呼ばれる職種の人々は、大手メーカーなどに所属する人が多く、これからのインターネット、IT産業時代に突入する頃には、あまりにも希少な人材でした。なお、この記事をリライトしている2025年も、バックエンドエンジニアと呼ばれる人材は、不足している実情です。

このことを踏まえ悩みぬいた末、私の出した結論は、
「あと2週間だけ待ちます……」と、延期を伝えたのです。

しかしながら、その時のあまりのストレスとプレッシャーで、なんとその後、人生で初めての入院となってしまったのです...。

「ホームページを作りたいだけなのに、なんでこんな思いをしなくちゃいけないの?」
といったことが私の率直な当時の想いでした。

少し長くなりましたので、【連載第2話】次回に続く...。

お仕事のご依頼は下記より…、それではまた次回…。