「ホームページを作ったのに、全然アクセスがない…」
「検索で上位表示されるにはどうしたらいいの?」
もしあなたがそう感じているなら、それはキーワード選定がうまくいっていないのかもしれません。SEO(検索エンジン最適化)において、キーワード選定はホームページのアクセス数を左右する最も重要な要素の一つです。
「SEO」「キーワード選定」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、安心してください。この記事では、初心者の方でも今日から実践できるキーワード選定の基本から応用まで、具体例を交えながら分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたのホームページが検索エンジンの上位に表示され、より多くのユーザーに見つけてもらえるようになるでしょう。
という事で、それでは今回はッ、
- 1. なぜキーワード選定がSEOで最も重要なのか?
- 2. キーワード選定の基本ステップ
- 3. キーワード選定に役立つ無料ツールと使い方
- 4. ロングテールキーワードを狙う戦略
- 5. 選定したキーワードをホームページにどう活用するか
- 6. キーワード選定後のSEO対策
上記について記載していこうと思います…。
1.なぜキーワード選定がSEOで最も重要なのか?
ホームページを検索エンジンの上位に表示させるためのSEO対策は多岐にわたりますが、その中でもキーワード選定は「土台」となる部分です。なぜこれほど重要なのでしょうか?
ユーザーとの接点を作るから
インターネットで何かを調べるとき、私たちは検索窓に「キーワード」を入力します。例えば、「渋谷 カフェ おしゃれ」「確定申告 やり方 副業」といった具合です。
あなたのホームページがどんなに素晴らしい情報や商品を提供していても、ユーザーが検索するキーワードとあなたのサイトの内容が一致していなければ、検索結果に表示されることはありません。つまり、キーワードはユーザーとあなたのホームページをつなぐ「架け橋」なのです。
ターゲットユーザーにリーチできるから
キーワード選定をしっかりと行うことで、あなたの伝えたい情報や商品に興味を持つ「ターゲットユーザー」にピンポイントでアプローチできます。
例えば、「ダイエット」というキーワードは非常に広範ですが、「30代女性 痩せる 食事」「産後ダイエット 運動なし」といった具体的なキーワードで選定することで、よりニーズが明確なユーザーにリーチでき、コンバージョン(問い合わせや購入など)につながりやすくなります。
コンテンツ制作の指針になるから
キーワード選定は、どんな記事やページを作るべきかというコンテンツ制作の方向性を決定する指針にもなります。選定したキーワードを軸にコンテンツを作成することで、SEOに強く、かつユーザーの求める情報を提供するホームページが作れるのです。
2.キーワード選定の基本ステップ
それでは、具体的にどのようにキーワードを選定していけば良いのでしょうか。以下のステップに沿って進めていきましょう。
ステップ1:キーワードの洗い出し(アイデア出し)
まずは、思いつく限りのキーワードをリストアップします。この段階では「こんなキーワードで検索する人はいないだろう」と決めつけずに、自由な発想でたくさん書き出すことが大切です。
洗い出しのヒント:
- ・あなたのビジネスやサービスに関連する言葉:あなたが提供している商品やサービス、得意分野、専門知識など、中心となるキーワードを書き出します。(例:ホームページ制作、Webデザイン、SEO対策、ブログ、Web集客)
- ・ターゲットユーザーの悩みや知りたいこと:あなたのサービスを必要としている人が、どんな悩みを持っていて、どんな情報を探しているかを想像します。
- ・例:ホームページがない, アクセスアップしたい, 自分でサイト作りたい, SEO対策って何
- ・競合他社が使っているキーワード:競合他社のホームページやブログをチェックし、どんなキーワードを使っているか参考にします。
- ・関連する一般的な言葉:あなたのビジネスに関連する業界用語や、一般的な関連キーワードも書き出します。(例:Webマーケティング、コンテンツマーケティング、WordPress、コーディング)
- ・Google検索の「関連キーワード」や「サジェスト機能」:Googleの検索窓にキーワードを入力すると表示される予測変換や、検索結果ページの下部に表示される「関連性の高い検索」もヒントになります。
- ・お客様からの質問:普段お客様からよく聞かれる質問は、そのままキーワードになりやすいです。
ステップ2:キーワードを分類する(ニーズの明確化)
洗い出したキーワードを、ユーザーの検索意図(ニーズ)によって分類します。ユーザーが何を求めて検索しているのかを理解することは、適切なコンテンツを提供する上で非常に重要です。
主な検索意図の分類は以下の通りです。
- ・知りたい系(情報収集、Knowクエリ):
- ・何かを知りたい、情報を得たいという意図。「〇〇とは」「〇〇 理由」「〇〇 方法」など。
- ・例:「SEOとは」「キーワード選定 方法」「Webサイト作り方」
- ・→ ブログ記事やコラム記事で回答する
- ・行きたい系(場所、Goクエリ):
- ・特定の場所に行きたいという意図。「〇〇 地図」「〇〇 アクセス」「〇〇 近く」など。
- ・例:「渋谷 ホームページ制作 会社」「新宿 カフェ おしゃれ」
- ・→ 店舗情報、地図、アクセス方法などを記載する
- ・買いたい系(購買、Doクエリ):
- ・商品やサービスを購入したい、申し込みたいという意図。「〇〇 比較」「〇〇 口コミ」「〇〇 料金」「〇〇 購入」など。
- ・例:「ホームページ制作 費用」「SEOツール おすすめ」「WordPress テーマ 安い」
- ・→ 商品・サービス紹介ページ、料金プラン、お問い合わせページなどに誘導する
- ・見たい系(特定のサイト、Websiteクエリ):
- ・特定のWebサイトやページを見たいという意図。「会社名」「サービス名」など。
- ・例:「MK-Design」「Google Analytics」
- ・→ ブランド名やサービス名を網羅したサイト構成にする
この分類によって、そのキーワードで訪れるユーザーがどのような情報を求めているのかが明確になり、どのページでそのニーズを満たすべきかが分かります。
ステップ3:キーワードの絞り込みと優先順位付け
洗い出し、分類したキーワードの中から、実際にホームページで使うキーワードを絞り込み、優先順位をつけます。闇雲にキーワードを選んでも効果は薄いため、以下の要素を考慮しましょう。
- ・検索ボリューム(検索数):
- ・そのキーワードが月にどれくらい検索されているかを示す数値です。多ければ多いほど多くの人に表示される可能性がありますが、その分競合も多くなります。
- ・狙い目: 検索ボリュームが多すぎず少なすぎず、あなたのビジネスと関連性が高いキーワードを見つけるのが理想です。
- ・競合の強さ(上位表示の難易度):
- ・そのキーワードで検索上位に表示されているサイトがどれくらい強いかを示します。大手企業や有名なサイトがずらりと並んでいるキーワードは、上位表示が難しい傾向にあります。
- ・狙い目: 競合が比較的弱い、または中堅程度のキーワードで、かつ検索ボリュームがそこそこあるキーワード。
- ・検索意図との関連性(CVRの高さ):
- ・そのキーワードで検索するユーザーが、あなたの提供する情報やサービスにどれくらい興味を持つかという関連性です。関連性が高いほど、コンバージョン(成果)につながりやすくなります。
- ・最重要: 検索ボリュームや競合の強さ以上に、検索意図とあなたのビジネスの関連性が最も重要です。たとえ検索数が少なくても、コンバージョンにつながりやすいキーワードは優先すべきです。
これらの要素を総合的に判断し、あなたのビジネスにとって最も効果的なキーワードを選定します。
3. キーワード選定に役立つ無料ツールと使い方
キーワードの検索ボリュームや競合の強さを調べるには、便利なツールを活用しましょう。初心者の方でも手軽に使える無料ツールをご紹介します。
1. Googleキーワードプランナー
Google広告の無料ツールですが、Googleアカウントがあれば誰でも利用できます。
- ・できること:キーワードの月間検索ボリューム、競合性、関連キーワードの提案などが確認できます。
- ・使い方:
- ・Google広告にログインし、「ツールと設定」から「キーワードプランナー」を選択。
- ・「検索のボリュームと予測のデータを確認する」または「新しいキーワードを見つける」を選択。
- ・調べたいキーワードを入力すると、月間検索ボリュームの目安や関連キーワードが表示されます。
2. Googleサジェスト(検索窓の予測変換)
Googleの検索窓にキーワードを入力すると、自動的に表示される予測変換機能です。ユーザーがよく検索するキーワードの組み合わせが表示されるため、実際のユーザーニーズを把握するのに役立ちます。
- ・できること:ユーザーの具体的な検索意図や、関連性の高い複合キーワードのアイデアが得られます。
- ・使い方:Google検索窓にキーワードを入力するだけ。
3. Google「関連性の高い検索」(検索結果ページ下部)
Googleの検索結果ページの一番下に表示される「関連性の高い検索」も、サジェストキーワードと同様にユーザーの検索意図を把握するのに役立ちます。
- ・できること:検索結果を見ているユーザーが次にどんな情報を探しているかのヒントが得られます。
4. ラッコキーワード
無料でも手軽に使えるキーワードリサーチツールです。
- ・できること:任意のキーワードに対するGoogleサジェスト、関連キーワード(Q&Aサイトなど)、共起語(キーワードと一緒に使われることが多い言葉)などを一括で取得できます。
- ・使い方:サイトにアクセスし、検索窓にキーワードを入力するだけ。キーワードのアイデア出しに非常に強力です。
これらのツールを組み合わせることで、より多角的かつ効率的にキーワードを選定できます。
4. ロングテールキーワードを狙う戦略
キーワード選定において、初心者の方に特におすすめしたいのが「ロングテールキーワード」を狙う戦略です。
ロングテールキーワードとは?
検索ボリュームは少ないものの、複数の単語(3語以上)を組み合わせた具体的なキーワードのことです。
- ・例:
- ・ビッグキーワード(検索ボリューム大、競合大):「ホームページ制作」
- ・ミドルキーワード(検索ボリューム中、競合中):「ホームページ制作 費用」
- ・ロングテールキーワード(検索ボリューム小、競合小):「ホームページ制作 費用 個人事業主 相場」
なぜロングテールキーワードが初心者におすすめなのか?
- ・上位表示しやすい:検索ボリュームが少ないため、競合が少なく、比較的簡単に上位表示を狙えます。
- ・コンバージョン率が高い:ユーザーは具体的なキーワードで検索しているため、知りたいことや解決したいことが明確です。そのため、そのニーズに合った情報を提供できれば、問い合わせや購入といった成果につながる可能性が高まります。
- ・アクセス数の積み重ね:一つ一つのキーワードの検索ボリュームは小さくても、多くのロングテールキーワードで上位表示されることで、全体のアクセス数を着実に増やすことができます。
ロングテールキーワードの見つけ方
- ・「〇〇 費用」「〇〇 方法」「〇〇 おすすめ」「〇〇 比較」「〇〇 使い方」など、具体的な疑問やニーズを表す言葉をメインキーワードと組み合わせる。
- ・Googleサジェストや「関連性の高い検索」、ラッコキーワードなどを活用し、ユーザーがどんな言葉で検索しているかを探る。
- ・Yahoo!知恵袋や教えて!gooなどのQ&Aサイトで、関連する質問をチェックする。
例:「SEO キーワード」というビッグキーワードに対し、
- ・「SEO キーワード 選定 方法」
- ・「SEO キーワード ツール 無料」
- ・「Webサイト SEO対策 初心者」
- ・「検索エンジン最適化 やり方 ブログ」
のようなロングテールキーワードを狙うことができます。
5. 選定したキーワードをホームページにどう活用するか
キーワードを選定したら、それを効果的にホームページのコンテンツに落とし込むことが重要です。
1. ページのタイトル(titleタグ)に入れる
ページのタイトルは、検索結果に表示される最も重要な部分です。選定したキーワードを必ず含め、かつユーザーがクリックしたくなるような魅力的なタイトルにしましょう。
- ・例: 「SEOに強いホームページを作るためのキーワード選定術【初心者も今日から実践】」
2. 見出し(h1, h2, h3タグ)に入れる
記事の各セクションの見出しにも、関連するキーワードやサジェストキーワードを自然な形で含めましょう。見出しは文章の構造を分かりやすくし、SEOにも良い影響を与えます。
- ・例: 「なぜキーワード選定がSEOで最も重要なのか?」「キーワード選定に役立つ無料ツールと使い方」
3. 本文に自然に含める
キーワードを無理やり詰め込む「キーワードスタッフィング」は、Googleからペナルティを受ける原因になります。あくまで自然に、ユーザーにとって価値のある文章の中でキーワードを使用することが大切です。関連キーワードや類義語も活用し、文章を豊かにしましょう。
4. メタディスクリプション(meta description)に入れる
検索結果のタイトル下に表示される説明文です。ここにもキーワードを含め、クリックを促す魅力的な文章を記述しましょう。
- ・例: 「SEO初心者必見!Webサイトの検索順位を上げるためのキーワード選定方法を徹底解説。無料ツール活用術やロングテール戦略で上位表示を目指しましょう。」
5. 画像のalt属性(代替テキスト)に入れる
画像が表示されない場合に代わりに表示されるテキストです。ここにも画像の内容に関連するキーワードを含めることで、検索エンジンが画像を認識しやすくなります。
- ・例:
<img src="keyword_tool.png" alt="キーワード選定ツールの画面例">
6. URLに入れる(パーマリンク設定)
可能であれば、ページのURLにもキーワードを含めると、SEOに良い影響があると言われています。WordPressなどではパーマリンク設定で変更できます。
- ・例:
yourdomain.com/seo-keyword-selection
6. キーワード選定後のSEO対策
キーワード選定はSEO対策の出発点ですが、それだけで上位表示できるわけではありません。選定したキーワードを最大限に活かすために、以下の点も並行して行いましょう。
1. 高品質なコンテンツの作成
キーワードを選定したら、そのキーワードで検索するユーザーの「検索意図」を完璧に満たす、高品質なコンテンツを作成することが最も重要です。
- ・網羅性:ユーザーが知りたいことを全て網羅できているか。
- ・専門性:あなたの知識や経験を活かし、他にはない専門的な情報を提供できているか。
- ・信頼性:情報の出典を明記するなど、信頼できる情報源に基づいているか。
- ・オリジナリティ:独自の見解や一次情報が含まれているか。
- ・読みやすさ:適切な見出し、箇条書き、画像などを使い、分かりやすい構成になっているか。
Googleはユーザーにとって価値のあるコンテンツを評価します。キーワードを意識しつつも、あくまで「ユーザーファースト」でコンテンツを作成しましょう。
2. 内部リンクの最適化
関連するページ同士をリンクでつなぐ「内部リンク」を適切に設置することで、以下のメリットがあります。
- ・ユーザー体験の向上:ユーザーが関連情報をスムーズにたどれるようになります。
- ・サイト内のクローラーの巡回促進:Googleのクローラーがサイト内を効率的に巡回し、各ページの情報を認識しやすくなります。
- ・ページの評価分散:重要なページに多くの内部リンクを集めることで、そのページのSEO評価を高めることができます。
3. モバイルフレンドリー対応
スマートフォンの普及により、Googleはモバイルからのアクセスを重視しています。あなたのホームページがスマートフォンやタブレットでも見やすく、操作しやすいデザインになっているか確認しましょう。レスポンシブデザインを採用することが推奨されます。
4. サイト表示速度の改善
ページの表示速度が遅いと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。Googleも表示速度をランキング要因の一つとしています。
- ・画像の圧縮
- ・サーバーの最適化
- ・不要なプラグインの削除
など、表示速度を改善する施策を行いましょう。
5. 定期的なコンテンツの見直しと更新
一度公開した記事も、時間が経つと情報が古くなったり、競合サイトが出てきたりします。定期的にアクセス解析(Google Analyticsなど)で効果を測定し、コンテンツの内容を最新化したり、加筆修正したりすることで、上位表示を維持しやすくなります。
まとめ:キーワード選定はSEO成功の第一歩
ホームページのSEO対策において、キーワード選定はまさに羅針盤のような役割を果たします。適切なキーワードを選定し、そのキーワードに基づいた質の高いコンテンツを作成し、継続的に改善していくことで、あなたのホームページは検索エンジンの上位に表示され、多くのユーザーに価値を届けられるようになるでしょう。
最初は難しく感じるかもしれませんが、今回ご紹介したステップとツールを活用すれば、初心者の方でも確実に実践できます。
- ・目的を明確に、キーワードを洗い出す
- ・検索意図を理解し、分類する
- ・ツールを使って検索ボリュームと競合を調査
- ・ロングテールキーワードも積極的に狙う
- ・選定したキーワードをコンテンツに自然に組み込む
- ・ユーザーファーストの高品質なコンテンツを作り続ける
これらの原則を忘れずに、今日からあなたのホームページをSEOに強いサイトへと育てていきましょう。もしキーワード選定やSEO対策について、さらに具体的なアドバイスが必要な場合は、いつでもご相談ください。
とりあえず、今回はここまで…。
お仕事のご依頼は↓コチラより…、それではまた次回…。