CSS_border

CSS実践編:CSSでのレイアウトstep3

前回は、ボックスレイアウトについて、マージン、パディングを含め記載いたしました。

マージンとパディングにつきましては、比較的簡単にご理解いただけたことと思います。
またボックス概念が非常に重要で、この概念は忘れないよう
しっかりと理解を深めて頂きたい事と思います…。

個人的には、バナーレイアウトでボックスレイアウトの概念を使用する際、
たびたびボーダーを記載したことを忘れ、
「アレレ~ッ、なんで?」
となる事が、チョイチョイございます。

いろいろな記事を読んでおりますと、1ピクセルにこだわる!!
なる記載を良くみかけますが、
ボックス概念には、パディング・ボーダー・マージンが含まれることを
しっかりと理解し、1ピクセルにこだわったデザインを
心がけたいですねッ…。

それでは今回はッ、

・borderプロパティ
・ボックスの高さをheightで指定
・overflowについて

上記について、記載していきます…。

borderプロパティ

border(ボーダー)は、ボックスの外枠となる境界線です。
外枠の太さや線の種類、色を個別に指定できるほか、
4方向一括で指定することも可能になります。

プロパティ 説明
border 上下左右のボーダースタイル・太さ・色を指定
border-top 上のボーダースタイル・太さ・色を指定
border-bottom 下のボーダースタイル・太さ・色を指定
border-left 左のボーダースタイル・太さ・色を指定
border-right 右のボーダースタイル・太さ・色を指定

borderプロパティ

太さ・スタイル・色を指定する値を任意の順序でスペースで区切って記述する。

border指定方法

太さ・スタイル・色を個別に指定することも可能です。

スタイル 説明 表示例
none 罫線なし なし
solid 実線で表示 実線
double 二重線で表示 二重線
dashed 破線で表示 破線
dotted 点線で表示 点線
inset 全体が凹んで見えるよう立体的に表示 全体が凹んで
outset 全体が凸状に見えるよう立体的に表示 全体が凸状
groove ボーダーが凹んで見えるよう立体的に表示 ボーダーが凹んで
ridge ボーダーが凸状に見えるよう立体的に表示 ボーダーが凸状

borderの装飾

borderの設定例をcodepenで表示します。
ボックスの境界線としてだけでなく、見出しや工夫次第で
さまざまな装飾に使うことが可能になります。

See the Pen
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by masakado (@kadokado354)
on CodePen.

ボックスの高さをheightで指定

heightプロパティは、領域の高さを指定する際に使用します。
指定方法は、pxなど単位を付けて使用する方法と、
親ボックスに対する割合で%を指定する方法と、
状況に応じて大きさが設定されるautoを指定する方法がございます。

またheightプロパティには負の値を指定することは出来ません。

min-heightとmax-height

min-heightプロパティは、領域の高さの最小値を指定する際使用。
max-heightプロパティは、領域の高さの最大値を指定する際使用になります。

See the Pen
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by masakado (@kadokado354)
on CodePen.

min-heightを指定すると、この上の場合、最低の高さ150pxが指定されているので、
下に余白が出来ます。
max-heightの場合は、高さ50pxが指定されているのでテキストがはみ出てしまいます。

実際のウェブ制作の現場では、サイトのフッターなどに複数のボックスがあり、
高さをそろえたい時などに使用します。
ボックスの高さを揃えることで、フッターに記載されたコンテンツの固まりが分かり易くなり、
また、読みやすくのなるので、デザイン性に優れているといえるかと思います。

overflowについて

overflowは、指定した領域内に収まりきらない場合に、
その内容をどのように処理するかのプロパティになります。

overflowプロティで指定できる値は下記になります。

説明
visible 領域からはみ出したものも表示する
hedden 領域からはみ出したものは表示しない
scroll 領域をスクロールで表示する
auto 自動:一般的には縦のスクロールバーが表示される

See the Pen
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by masakado (@kadokado354)
on CodePen.

今回記載いたしました、borderおよびheight・overflowの重要なポイントは、
ボックスレイアウトに付随するという事になります。

実際の現場では、borderは見出しの装飾etc、heightは高さをそろえたい、
inner_boxなど、また、overflowは、はみ出してほしくない時および、
意図的にはみ出させたい時など、どれも結構な頻度で使用します。

なので今回ご紹介した内容も、サイト制作の上でしっかりと理解しておきたい内容になります。

とりあえず、今回はここまで…。

お仕事のご依頼は↓コチラより…、それではまた次回…。