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問い合わせが増える!フォーム設計の最適化【CV率向上を叶えるEFOの極意】

フォーム設計の最適化

「サイトへのアクセスはあるのに、肝心の問い合わせが全く来ない...」

「入力画面までは進んでいる形跡があるのに、送信されずに離脱されている...」

Webサイトを運営する上で、最も「もったいない」現象。それが、問い合わせフォームにおけるユーザーの離脱です。実は、フォームにたどり着いたユーザーの約60%〜70%が、入力の途中で入力を諦めて離脱していると言われています。

コンタクトフォームは、Webサイトにおける「最後の関門」であり、ビジネスの成果(コンバージョン)を決めるゴール地点です。ここを最適化する「EFO(入力フォーム最適化)」を行うだけで、広告費を増やさずともCV率向上を実現することがあるのです。

この記事では、初心者の方でもすぐに実践できる、問い合わせフォーム設計の最適化テクニックを徹底解説します。ユーザーのストレスを最小限に抑え、「つい送りたくなるフォーム」の作り方をマスターしましょう。

という事で、それでは今回はッ、

上記について記載していこうと思います...。

1. なぜ問い合わせフォームで離脱が起きるのか?

フォームで離脱

ユーザーがコンタクトフォームで入力をやめてしまう理由は、主に「面倒くさい」か「不安」のどちらかです。

ユーザーの心理的ハードル

  • 項目数が多すぎる: ひと目見て「入力に時間がかかりそう」と感じると、後回しにされます。
  • 入力エラーのイライラ: 全て入力して「送信」を押した後に、赤字でエラーが出ると一気にやる気が削がれます。
  • スマホでの操作性が悪い: 画面が小さく入力しづらいスマホでは、PC以上にストレスが溜まりやすいです。
  • 個人情報への不安: 「営業電話がしつこくないか?」「セキュリティは大丈夫か?」という疑念。

これらの障害を一つずつ取り除いていく作業が、CV率向上への最短ルートです。

2. CV率向上を叶えるフォーム設計:基本の5原則

フォーム設計

成果を出すための問い合わせフォームには、共通するルールがあります。

原則1:項目数は「必要最小限」に絞る

入力項目が1つ増えるごとに、CV(コンバージョン)率は下がるとお考えください。

  • 「とりあえず」聞くのをやめる: 営業フェーズで聞けば済む項目(住所の詳細、知ったきっかけ等)は思い切って削ります。
  • 名前、メールアドレス、件名、内容: 基本はこれだけで十分です。

原則2:入力欄(ラベル)は分かりやすく

ユーザーが「何を入れればいいか」を一瞬で理解できる内容にします。

  • プレースホルダーの活用: 入力欄の中に薄い文字で「例:田中 太郎」と表示し、入力例を示します。
  • 必須/任意の明記: どの項目を入れれば進めるのかを色付きのラベルで明確にします。

原則3:スマホ対応(モバイルフレンドリー)を徹底する

現在のWebアクセスの主流はスマホです。

  • ボタンのサイズ: 親指で押しやすいよう、大きめのボタンを配置します。
  • キーボードの自動切り替え: 電話番号なら数字キーボード、メールアドレスなら英字キーボードが自動で立ち上がるようにHTML属性(inputmode)を設定します。

原則4:郵便番号からの住所自動入力

住所入力を求める場合は、自動入力機能は必須です。手入力の手間を省くだけで、離脱率は劇的に下がります。

原則5:送信ボタンの「言葉」にこだわる

「送信」という無機質な言葉よりも、ユーザーが次に何が起きるかをイメージできる言葉を選びます。

  • ・例:「無料相談を予約する」「資料をダウンロードする」「3分で問い合わせる」

3. テクニカルな改善:EFO(入力フォーム最適化)の実践テクニック

さらに一歩進んだ、技術的なコンタクトフォームの最適化手法を紹介します。

施策名 具体的な内容 期待できる効果
リアルタイムバリデーション 入力した瞬間に「OK」や「エラー(形式が違います)」を表示する。 送信後のエラーによるイライラを解消。
全角・半角の自動変換 数字やカナの全角・半角をシステム側で自動修正する。 再入力の手間をなくす。
フローの可視化 「入力→確認→完了」といったステップを画面上部に表示する。 「あとどれくらいで終わるか」という安心感を与える。
確認画面の撤廃 入力内容に自信を持たせ、確認画面を挟まずに送信させる。 確認画面での「考え直し」による離脱を防ぐ。

4. 「信頼」を勝ち取り、心理的ハードルを下げる

ユーザーがフォームに入力する際、最後に背中を押すのは「信頼感」です。

セキュリティ対策の明示

  • SSL化の徹底: 通信が暗号化されていることを示す鍵マークが表示されているか確認してください。
  • プライバシーポリシーの同意: 同意チェックボックスを設置し、情報の取り扱いを明確にします。

マイクロコピーでの安心提供

ボタンの周辺に、ユーザーの不安を先回りして解消する一言(マイクロコピー)を添えます。

  • ・例:「しつこい電話営業は一切いたしません」
  • ・例:「24時間以内に担当より返信いたします」

5. フォーム送信後も重要!「サンクスページ」の活用

送信完了後に表示される「お問い合わせありがとうございました」というページ(サンクスページ)。ここを放置するのは非常にもったいないです。

サンクスページで行うべきこと

  • 期待値の管理: 「自動返信メールを送りました」「担当者が〇日以内に連絡します」と明記。
  • 次のアクションへの誘導: 「よくある質問(FAQ)」や「人気のブログ記事」へのリンクを貼り、サイト内を回遊させます。
  • 計測タグの設置: Googleアナリティクス等でCVを正確に計測するために、このページのURLを目標に設定します。

6. 改善を加速させるためのテストと分析

問い合わせフォームは作って終わりではありません。データに基づき、常にCV率向上を目指しましょう。

  • A/Bテストの実施: 項目数を変えたパターンや、ボタンの色を変えたパターンでどちらがCVしやすいか比較します。
  • ヒートマップ分析: ユーザーがフォームのどの部分で迷っているか、どこまでスクロールしたかを可視化し、離脱箇所を特定します。

まとめ:フォームはユーザーへのおもてなし

問い合わせフォームの最適化は、テクニックである以上に「ユーザーへのおもてなし」です。

  • 項目を極限まで削り、ユーザーの手間を省く。
  • スマホでの使いやすさを第一に考える。
  • 安心感を与える言葉を添え、信頼を築く。
  • EFO機能を導入し、入力ミスをストレスにさせない。

これらの施策を積み重ねることで、あなたのWebサイトは「ただのパンフレット」から「次々と顧客を運んでくる営業窓口」へと変わります。アクセス数は変わらなくても、コンタクトフォームの設計を見直すだけで、明日からの問い合わせ件数は劇的に変わるはずです。

もし、貴社のサイトで「どこから改善すればいいか分からない」「自社のフォームが離脱されている原因を知りたい」というお悩みがありましたら、いつでも私たちMK-Designにご相談ください。専門的な視点からCV率向上をサポートいたします。