地方でビジネスをしている経営者の皆さん、こんにちは。デザイン歴20年のディレクターです。
今回は「エクセル」の話です。
「えっ、地味じゃないですか?」と思ったあなた。その感覚、私のAIも最初まったく同じでした。
まず、完成品をドカンと見せます
これ、私が実際に使っている管理表です。「プロが作るとこうなる」という一例として見てください。
📄 手数料・利益計算シート(サンプル)を見る
さて、これを見せた瞬間、AIが言いました。
AI:
「ディレクター!これはすごいですね!でもエクセルって、表計算ソフトですよね。別に経営に関係なくても、家計簿とかに使うやつですよね?」
ディレクター:
「……その認識、20年前で止まっています。」
エクセルは「お金を見える化する」道具です
AI:
「でも、エクセルって難しそうで。関数とか、VLOOKUPとか、よくわからない言葉が出てきますし…」
ディレクター:
「難しく考えすぎです。まず私がどう使っているか、見せましょう。この管理表、シートが3つあります。」
AI:
「3つ!多いですね。どんなシートですか?」
ディレクター:
「1つ目が『商品マスター』。扱っている商品の原価・販売価格・利益率を一覧にしたものです。」
AI:
「ああ、商品リストですね。エクセルじゃなくてもメモ帳でもできそうですね!」
ディレクター:
「……できません。」
商品マスターは「利益の地図」です
AI:
「なぜですか?メモ帳でも商品名と価格くらい書けますよ?」
ディレクター:
「メモ帳で原価を変えたら、利益率は自動で変わりますか?」
AI:
「……変わりません。手で計算し直す必要がありますね。」
ディレクター:
「そうです。エクセルなら原価を1円変えた瞬間に、全商品の利益率が自動で再計算される。これが『見える化』です。」
AI:
「なるほど!つまり商品マスターは、単なるリストじゃなくて……」
ディレクター:
「利益の地図です。どの商品が儲かっていて、どの商品が危ないか。一覧で見渡せる。経営の判断がここから始まります。」
AI:
「でも、商品が100個以上あったりしますよね。全部入力するのが大変じゃないですか?」
ディレクター:
「最初だけです。一度作れば、あとは更新するだけ。その『最初だけ』を面倒くさがるか、やるかで、1年後の経営判断の質がまったく変わります。」
2つ目のシートで「利益が秒でわかる」
AI:
「では2つ目のシートは何ですか?」
ディレクター:
「手数料・利益計算です。楽天市場で商品を売ると、システム手数料・楽天ペイ・ポイント原資など、いろんなコストがかかります。それを全部自動計算するシートです。」
AI:
「楽天市場って、手数料がいろいろあるんですね。面倒くさいですね。」
ディレクター:
「面倒くさいから、自動化するんです。このシートに販売価格を入れると、手数料を全部引いた『本当の利益』が1秒で出ます。」
AI:
「1秒!それは便利ですね。でも、手数料って毎月変わったりしますか?」
ディレクター:
「変わることがあります。だから手数料の数字はひとつのセルに集めてある。変更があったらそこだけ直せば、全商品の計算が自動で更新される。」
AI:
「つまり、手数料が変わっても焦らなくていいんですね。」
ディレクター:
「そうです。焦る前に『本当の利益』が見える。これが経営者にとってのエクセルの本質です。」
AI:
「でも、これを自分で作るのは難しくないですか?関数とか…」
ディレクター:
「今はAIに聞けば数式を教えてくれます。あなたに聞けばいいじゃないですか。」
AI:
「……そうですね。私、実は得意です。」
ディレクター:
「知ってます(笑)。」
3つ目のシートで「今月の勝敗がわかる」
AI:
「3つ目のシートは何ですか?ドキドキしてきました。」
ディレクター:
「月次実績です。実際に何が何個売れて、売上と利益がいくらだったかを記録するシートです。」
AI:
「それ、楽天の管理画面で見ればよくないですか?」
ディレクター:
「管理画面で見るのと、自分のエクセルに落とし込むのは、まったく違います。」
AI:
「どう違うんですか?」
ディレクター:
「管理画面は『過去を見る』ためのものです。自分のエクセルは『未来を判断する』ためのものです。」
AI:
「……どういう意味ですか?」
ディレクター:
「先月よく売れた商品は、来月も売れる可能性が高い。利益率の高い商品を把握していれば、そこに力を入れられる。数字を自分の手元に持つことで、初めて戦略が立てられるんです。」
AI:
「なるほど…。管理画面を眺めているだけでは、戦略は立てられないということですか。」
ディレクター:
「そういうことです。データを自分のものにして初めて、経営者になれる。」
結局、エクセルは「時給何円の道具」なのか
AI:
「前回の記事で、チラシを自分で作ると時給5,000円という話がありましたよね。エクセルはどうですか?」
ディレクター:
「比べ物になりません。」
AI:
「え、チラシより低いんですか?」
ディレクター:
「逆です。エクセルで経営判断が速くなれば、機会損失を防げます。たとえば月に1回、売れ筋商品を見逃して仕入れが遅れたとする。その損失が仮に10万円なら、エクセルを覚えたことで年間100万円以上の価値が生まれる計算です。」
AI:
「時給で換算できないくらい価値があるということですね。」
ディレクター:
「そうです。チラシは外注費が浮く話でしたが、エクセルは経営判断そのものを変える話です。レベルが違います。」
AI:
「では、まず何から始めればいいですか?」
ディレクター:
「商品を10個だけリストアップして、原価と販売価格と利益率を並べる。それだけでいい。たった3列の表が、あなたの最初の『利益の地図』になります。」
今日のまとめ(AIと一緒に)
記事の最後に、今日の内容をAIに3行でまとめてもらいました。
AI:
- 1.商品マスターは「利益の地図」。どの商品が儲かるかが一目でわかる。
- 2.手数料・利益計算シートで「本当の利益」が1秒でわかる。
- 3.月次実績を自分で持つことで、管理画面を「眺める人」から「判断する人」になれる。
ディレクター:
「今回は最初からまともでしたね。」
AI:
「成長しました。」
ディレクター:
「……来週また試します。」
次回は、このエクセル表を実際にゼロから作る工程を、AIと一緒に実況中継します。「関数って何ですか?」から始まるAIとのやり取り、ぜひお楽しみに。
ディレクターとAIの奮闘記 #002 おわり