前回の#011では、条件付き書式とグラフで「伝わるレポート」に変えました。しかし今回、新たな壁にぶつかります。店舗ごと、月ごとに分かれた複数のシートを、1枚にまとめる作業です。
〇〇制作、〇×商事、卸売――取引先ごとにシートを分けて管理していたところ、月末になると「全部でいくら売れたのか」を出すだけで一苦労になっていました。シートを1枚ずつ開いて電卓を叩く、そんな原始的な集計が続いていたのです。
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ディレクター:
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ディレクター:
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ディレクター:
SUMIFSは、複数シートに分かれたままでも、シート名を指定するだけでそのまま合計できます。「〇〇制作」「〇×商事」「卸売」という3枚のシートがある場合、集計用のシートにこう書きます。
=SUMIFS(〇〇制作!C:C,〇〇制作!A:A,"9月")
+SUMIFS(〇×商事!C:C,〇×商事!A:A,"9月")
+SUMIFS(卸売!C:C,卸売!A:A,"9月")
シートごとの条件付き合計を、プラスでつなげるだけです。シートの中身は今まで通り自由に触っていいので、現場の入力ルールを変える必要もありません。
取引先が増えるたびに数式を書き足すのは非効率です。そこで、各シートの1行目にシート名を記録しておき、INDIRECT関数でシート名を可変にする方法もあります。
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ディレクター:=SUMIFS(INDIRECT(A2&"!C:C"),INDIRECT(A2&"!A:A"),"9月")
A2セルに「〇〇制作」と入力すれば、〇〇制作シートのC列を自動的に見に行きます。取引先が増えたら、この行をコピーしてシート名を書き換えるだけで対応できます。
| 取引先 | 9月売上 |
|---|---|
| 〇〇制作 | ¥842,300 |
| 〇×商事 | ¥356,900 |
| 卸売 | ¥198,400 |
| 合計 | ¥1,397,600 |
シートを1枚も開かずに、全体の売上が一目で分かるようになりました。各シートの入力担当者は、これまで通り自分のシートだけ見ていれば十分です。
AI:
ディレクター:
AI:次回#013では、その集計結果が本当に合っているかを確かめる、検算の話を扱う予定です。
ディレクターとAIの奮闘記 #012 おわり