前回の#015では、「見張り番」シートを複数の担当者で安全に共有する仕組みが完成しました。入力ミスも数式の破壊も防げるようになり、ディレクターは一安心。ところが今回、月次レポート作成の場面で、また別の地味な問題に気づきます。
ディレクター:
AI:
ディレクター:
AI:
ディレクター:
グラフや数式にとって、普通のセル範囲は「指定した行までがすべて」です。データを下に追加しても、それは最初から視界の外にある「ただの隣のセル」でしかありません。ここで使うのが、Excelの「テーブル」機能です。
1. 一覧シートの表内を1セル選択
2. Ctrl+T
3. ダイアログで「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェック → OK
4. テーブルデザインタブ左端の「テーブル名」を「月次一覧」など分かりやすい名前に変更
これだけで、表が青いストライプの「テーブル」に変わります。見た目が変わるだけでなく、この表は「行が増えると自動で広がる」性質を持つようになります。
ディレクター:
AI:あとは、テーブルのすぐ下の行に来月分のデータを入力するだけです。テーブルが自動で1行拡張され、そのテーブルを参照しているグラフの範囲も自動でついてきます。範囲をドラッグして選び直す作業は、もう発生しません。
| 状態 | 行を追加すると |
|---|---|
| ただのセル範囲 | グラフ・数式の参照範囲は変わらない(手動で描き直しが必要) |
| テーブル化した表 | 参照範囲が自動で拡張される(グラフも数式も追従) |
テーブル化しておくと、SUMIFSなどの数式も同じ恩恵を受けます。テーブル名を使った構造化参照にしておけば、行が増えても数式の範囲を書き直す必要がなくなります。
AI:
ディレクター:
AI:次回#017では、テーブルのスタイル(配色)を、自社のコーポレートカラーに合わせて整える方法を扱う予定です。
ディレクターとAIの奮闘記 #016 おわり