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青いストライプは卒業。Excelのテーブルを、自社のコーポレートカラーに染める方法

青いストライプは卒業

前回の#016では、一覧表をテーブル化することで、グラフの範囲が自動でついてくる仕組みが完成しました。毎月のグラフ描き直しからも解放され、ディレクターは上機嫌。ところが、月次レポートを眺めているうちに、今度は別のことが気になり始めます。

資料の中で、テーブルだけが浮いている

ディレクターディレクター:
「テーブルにしたら便利なんですが、あの青いストライプが、うちの資料の中で浮いてしまって。」

AIAI:
「青は万人に好かれる色です。つまり、誰の色でもありません。」

ディレクターディレクター:
「それっぽいことを言わないでください。要するに、うちのコーポレートカラーに合わせたいんです。」

AIAI:
「でしたら、テーブルのスタイルを自分で作ってしまいましょう。」

まず、コーポレートカラーを「数字」で用意する

Excelで色を指定するときは、「だいたい紺」ではなく、数字で指定します。ロゴやホームページで使っている色のRGB値(または16進数のカラーコード)を、先に手元に用意しておきます。

例)コーポレートカラーが紺色の場合
メインカラー:RGB(31, 56, 100)  ← 見出し行に使う濃い色
サブカラー :RGB(222, 230, 242) ← 縞模様に使う薄い色

ポイントは、メインカラーの「濃い色」と、同じ色味の「薄い色」の2色を用意することです。濃い色を縞模様にまで使うと、一覧表が重たくなって読みにくくなります。

「新しいテーブルスタイル」で、オリジナルを作る

1. テーブル内のセルを1つ選択
2. テーブルデザインタブ → テーブルスタイルの一覧を開く
3. 一覧の下にある「新しいテーブルスタイル」をクリック
4. 名前を付ける(例:MK-コーポレート)
5. 「テーブル要素」から、変更したい場所を選んで「書式」ボタンを押す
新しいテーブルスタイルのダイアログ。ヘッダー行と縞模様(行1)に、コーポレートカラーを設定している様子。

テーブル要素は、まずこの3つを設定すれば、見た目が大きく変わります。

テーブル要素設定する内容使う色
ヘッダー行塗りつぶし+文字を白・太字メインカラー(濃い色)
縞模様(行1)塗りつぶしのみサブカラー(薄い色)
全体罫線を細い線に薄いグレー

「書式」ボタンから、塗りつぶしの色は「その他の色」→「ユーザー設定」で、先ほど用意したRGB値を入力します。ここで「だいたい」ではなく、数字で入れるのが肝心です。

作ったスタイルを「既定」にしておく

ディレクターディレクター:
「できました。ただ、新しい表を作るたびに、このスタイルを選び直すのは面倒ですね。」

AIAI:
「そこで、スタイルを作るダイアログの下にある『このドキュメントの既定のテーブルスタイルとして設定』にチェックを入れておくんです。」

ディレクターディレクター:
「それを、最初に言ってください。」

これで、そのブックの中でCtrl+Tを押すたびに、コーポレートカラーのテーブルが自動で作られるようになります。

気をつけたい点:スタイルは「ブックごと」に保存される

作ったテーブルスタイルは、作成したそのブックにだけ保存されます。新しいブックを開くと、また青いストライプに戻ってしまいます。

・スタイルを作り込んだブックを「テンプレート(.xltx)」として保存しておく
・または、スタイルを設定済みのテーブルを、別のブックにコピーする(スタイルごと持ち込める)

毎月の月次レポートを同じブックで運用しているなら、気にする必要はありません。複数のブックで使い回したい場合は、テンプレートとして保存しておくのが安全です。

今日のまとめ(AIと一緒に)

新しいエクセルデータが完成!

AIAI:
  1. 1.コーポレートカラーは、濃い色と薄い色の2色を、RGB値などの数字で用意する。
  2. 2.「新しいテーブルスタイル」で、ヘッダー行と縞模様を自社の色に設定する。
  3. 3.「既定のテーブルスタイルとして設定」にチェックを入れ、スタイルはブックごとの保存だと覚えておく。
ディレクターディレクター:
「これで、資料全体の統一感がぐっと上がりました。」

AIAI:
「青いストライプも、役目は果たしてくれました。お疲れさまでした。」

次回#018では、テーブル名を使った「構造化参照」で、SUMIFSなどの数式も行の増減に自動でついてくる形に書き換える方法を扱う予定です。

ディレクターとAIの奮闘記 #017 おわり