「ホームページを公開したけど、その後何をすればいいの?」
「アクセスは増えているけど、なぜか問い合わせや売上につながらない…」
Webサイトを公開することは、ビジネスのスタート地点に立ったにすぎません。本当に重要なのは、公開後に実施するアクセス解析と、それに基づいたホームページ改善です。データを見ずに闇雲にサイトを運営するのは、地図を持たずに航海に出るのと同じ。時間と労力を無駄にしてしまいます。
この記事では、Webサイト運営初心者の方に向けて、Google Analyticsをはじめとする主要なアクセス解析ツールを使った分析の基本から、成果に直結するホームページ改善の具体的なステップまでを、わかりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたのホームページが「作って終わり」の静的な情報源から、「常に成長し続ける強力な営業ツール」へと進化するための道筋が見えるはずです。
という事で、それでは今回はッ、
アクセス解析は、Webサイトの健康診断のようなものです。データを分析することで、ユーザーがあなたのサイトで「何をしているか」「どこで困っているか」を正確に把握できます。
ユーザーはあなたのサイトを見て、心の中で「読みにくい」「必要な情報がない」「使い方がわからない」といった判断を下しています。しかし、彼らはそれを直接あなたに伝えてくれません。
アクセス解析のデータは、ユーザーの実際の行動(離脱した場所、よく読んでいる記事、クリックされたボタンなど)を通じて、ユーザーの「本音」を教えてくれる唯一の手段です。
ホームページ制作や広告運用には費用がかかります。どの施策が効果的で、どのページが無駄になっているかをデータで把握できなければ、無駄なコストをかけ続けることになります。
ホームページ改善は、データに基づいた「正しい打ち手」を特定し、限られた予算とリソースを最も効果的な部分に集中させることを可能にします。
Googleは、ユーザーにとって価値のあるWebサイトを高く評価します。ユーザーがサイトに長く滞在し、求めている情報を見つけられている(直帰率が低い、回遊率が高い)ことは、「価値のあるサイト」であることの証明になります。
アクセス解析は、SEOの評価基準となるこれらのユーザー行動指標を測定し、ホームページ改善につなげるための羅針盤となります。
まずは、Webサイト運営で必須となる2大ツールを導入し、基本的な設定を確認しましょう。
Google Analytics 4(GA4)は、Webサイトに訪れたユーザーの行動を詳細に把握するための無料ツールです。サイト運営におけるアクセス解析の核となります。
| GA4で確認すべき基本指標 | 意味と改善へのヒント |
|---|---|
| ユーザー数 | サイトを訪れた人の数。集客施策(SEO、広告など)の成果を測る。 |
| エンゲージメント率 | ユーザーがページに滞在したり、特定の行動をとったりした割合。高いほど、コンテンツがユーザーに響いている証拠。 |
| 平均エンゲージメント時間 | ユーザーが積極的にサイトに滞在した時間の平均。記事の長さやコンテンツの質を評価する。 |
| コンバージョン数 | 問い合わせ、資料請求、購入など、サイトの目的(ゴール)を達成した数。これが最終目標。 |
| コンバージョン経路 | どのページを経由してコンバージョンに至ったか。成果につながる導線を特定する。 |
Google Search Console(サーチコンソール)は、Google検索におけるWebサイトのパフォーマンスを測定するための無料ツールです。特にSEO対策と技術的な健全性の把握に不可欠です。
| Search Consoleで確認すべき指標 | 意味と改善へのヒント |
|---|---|
| 検索クエリ(キーワード) | ユーザーが検索窓に入力したキーワードと、それに対する表示回数・クリック率(CTR)。 |
| 平均掲載順位 | キーワードに対するWebサイトの平均順位。順位が低い場合はコンテンツの質やSEOを改善する。 |
| カバレッジ(インデックス登録) | Googleに正しく登録されているページ数。エラーがある場合は修正が必要。 |
| ウェブに関する主な指標(Core Web Vitals) | ページの表示速度、安定性、操作性に関する指標。ユーザー体験(UX)の改善に直結。 |
ここからは、実際にアクセス解析データに基づき、成果に直結するホームページ改善を行うための具体的な手順を解説します。
ユーザーが最初に訪れるページ(ランディングページ)が、サイト全体の印象を決めます。
目標達成(問い合わせ、購入など)につながる導線(CTA:行動喚起)が機能しているかを確認します。
ユーザーがあなたのコンテンツをどの程度真剣に読んでいるか、そして他のページへ移動しているかを分析します。
Search Consoleのデータに基づき、検索エンジンからの評価を改善します。
| ステップ | 実施内容 | 使用ツール |
|---|---|---|
| Plan(計画) | データに基づき「課題」と「仮説(なぜそうなるか)」を設定し、具体的な「改善策」と「目標数値」を計画する。 | Google Analytics, Search Console, ヒートマップ |
| Do(実行) | 計画に基づき、ページの修正、CTAの配置変更、コンテンツの追加などの改善策を実行する。 | CMS(WordPressなど)、Web制作ツール |
| Check(評価) | 改善策実行後、設定した目標数値(例:CVRが2%→3%へ)が達成されたか、効果測定を行う。 | Google Analytics, Search Console |
| Action(改善) | 評価結果に基づき、効果がなかった施策は中止し、効果があった施策はさらに発展・横展開する。新たな課題を設定し、次のPlanへつなげる。 | 全ツール |
このPDCAサイクルを最低でも月に一度は実施することで、あなたのホームページは常に最新のユーザーニーズに対応し、競合に負けない「強い」Webサイトへと成長していきます。
ホームページ公開後のアクセス解析は、あなたのビジネスの成功確率を飛躍的に高めるための最も重要なプロセスです。
この地道なデータ分析と改善の努力こそが、あなたのWebサイトを、目標達成に貢献し続ける「生きた資産」へと変えるのです。
もし、アクセス解析ツールの設定や、データに基づいた具体的なホームページ改善の戦略策定についてサポートが必要な場合は、いつでも群馬県伊勢崎市を拠点とする私たちMK-Designにご相談ください。データドリブンなWebサイト運営で、あなたのビジネスの成長を支援いたします。
とりあえず、今回はここまで...。
お仕事のご依頼は下記より...、それではまた次回...。