前回は、実際に私がお勉強した際に使用しました
書籍のご紹介を致しました。
今回は初心者の方に、CSSを分かり易く実践編!
という事で、かなりのヴォリュームになる事が予想されます。
以前ご紹介いたしました、クリスマス特集の作製
コレから記載するCSSが理解できて、初めて完成を迎えますので、
クリスマス特集は、一旦おいておきます。
それでは、今回は下記5項目を分かり易く記載していこうと思います。
・HTML、バリデータツールのご紹介
・CSS装飾の仕組み
・CSSの基本の形
・CSSに大事な基本のセレクタ
HTMLは、このブログを初めからお読みいただいている方であれば、
すでに勉強済みかと思いますが、
基本的には文章構造の骨組みになります。
(※HTMLにつきましては、また別記事にまとめようと思います。)
そこからCSSで、肉付け装飾をおこなっていくことになります。
以前(2005年頃まで)であれば、HTMLに直接styleを記載しているサイトが
多く見受けることが出来ましたが、スマートフォンやタブレット端末の登場により、
現在は、HTMLファイルとCSSファイルを分けて記載するとこにより、
ひとつのHTMLファイルで複数のデバイスに対して、それぞれに異なった見せ方が出来るようになります。
以上がHTMLとCSSの役割になります。
先ほど、HTMLはお勉強済みかと思いますが、と記載いたしましたが、
CSSの記載方法を説明するにあたり、
HTMLとCSSは、切っても切れない密接な関係になっています。
そこで、SEOを含めHTMLの文章構造が間違えていないか、
確認するツールがありますのでご紹介…。
https://validator.w3.org/unicorn/?ucn_lang=ja
上記ページのアドレスを打ち込むテキストボックスに、
調べたい、また、テストしたいURLをペーストし、チェックをおこなってみてください。
HTML構文が結構な確率で、エラーや注意の表示がされることと思います。
ここでHTML構文のチェックをおこなう事も、SEOやサイトの表示速度などにも
大きく影響してくるかと思います。
まずは、HTMLの文章構造のチェックをおこなってから、
スタイルシートの記載に進みます…。
HTML内の要素やブロックを「セレクタ」と呼ばれる「タグ・ID・Class」で特定し、
任意のスタイルを指定することで、その部分に対し装飾や配置を行うことが出来ます。
1カ所につき、複数のスタイルを指定することも可能です。
CSSは「Cascading Style Sheet」の略ですが、Cascadingとは滝のように上から下に流れ
落ちるような動きを表した意味合いになります。
この意味合いどおり、セレクタで特定した要素が入れ子になっている時、
内側の要素にもスタイルが適応されることもあります。
HTMLの要素は、すべて同じ階層に並んでいるわけではなく、
多くの場合いくつかの階層に分かれた構造になります。
上の階層にある要素に指定されたスタイルは、その下の階層にある要素に
継承される可能性があることを覚えておきましょう。
先ほど少し記載いたしましたセレクタで「どこに」対するスタイルなのかを指定します。
セレクタとして利用できるのはHTMLの要素名や属性、または、あらかじめID属性やClass属性を
付けた名前になります。
セレクタに続けて「{」(半角の中かっこ)を開き、任意のスタイルを記述していきます。
スタイルは、プロパティと値の組み合わせになります。
プロパティで「何を」:スタイルの種類、値で「どうする」かを
指定していきますが、その際、プロパティと値を「:」半角コロンで連結します。
ひとつのセレクタに対して複数のスタイルを指定する場合は、
値の後ろに「;」セミコロンを記述していきます。
スタイルを複数指定する場合は、「;」セミコロンの後に
改行で記載するとソースを見やすく記載できます。
また、指定するスタイルの最後の値の「;」セミコロンは、
記載しなくとも特に問題ごでいませんが、
スタイルをひとつづつ指定していく事を考えますと、習慣的に最後も「;」セミコロンを
記載する方が現実的になります。
セレクタには種類がありますが、まずは基本の4種類のセレクタを記載します。
・ユニバーサルセレクタ(*)
すべての要素を指定することが出来ます。*をセレクタとして
実際に使用することがあるのは、
リセットCSSなどに使われることが多いかと思います。
・タイプセレクタ(要素セレクタ)
HTMLの要素名(タグ)をそのまま使用したセレクタです。
タイプセレクタでスタイルの指定を行うと、同じタグが付けられた箇所すべてに
そのスタイルが適用されます。
・IDセレクタ
HTMLを作成する際にタグの中にid属性値として付けた名前のセレクタ。
CSSシートに記載する際は、名前の前に「#」半角シャープを記載します。
idセレクタで指定したスタイルが適用されるのは、
そのid名が付けられた要素に限定されます。
また、同じ名前のidセレクタが使用できるのは、1ページのHTMLで1度のみ使用できます。
・Classセレクタ
Classセレクタはidセレクタと異なり、1ページのHTMLで複数回使用の場合、
classセレクタで記載することが望ましく、スタイルシートへの記載方法は、
名前の前に「.」半角ドットを付けます。
今回は基本的なセレクタ4種類をご紹介しましたが、
実はセレクタには、まだまだ種類がございます。
とりあえず、今回はここまで…。
お仕事のご依頼は↓コチラより…、それではまた次回…。